志水見千子

志水見千子のプロフィール

志水見千子（しみず みちこ）は、1970年9月22日生まれで、京都府竹野郡網野町（現：京丹後市）出身の元陸上競技選手です。彼女は特に中距離走と長距離走において優れた成績を収め、国内外での競技会でその名を馳せました。

陸上競技との出会い

志水は小学時代、学校のマラソン大会で優勝したことをきっかけに陸上競技の道を歩み始めました。この成功体験が彼女のその後のスポーツ人生に大きな影響を与えたと言えるでしょう。1989年に網野高等学校を卒業後、名コーチ小出義雄の指導の下でリクルートに入社。ここで彼女は有森裕子などの才能ある同期と切磋琢磨し、競技者として成長を遂げました。

大舞台での活躍

志水のキャリアの中でも、特に注目されるのが1996年のアトランタオリンピックです。彼女は女子5000mの決勝で15分09秒05という日本新記録を樹立し、見事4位に入賞しました。この成績は、1928年のアムステルダムオリンピック以来、68年ぶりの快挙でもありました。この競技での結果は、彼女が日本女子トラック競技界において一際輝く存在であることを証明しました。

その前年には、1994年のアジア競技大会女子3000mで4位、1998年の同大会では3位に入り銅メダルを獲得しています。また、1995年の世界陸上イェーテボリ大会の5000mでは決勝入りを果たし、1999年のセビリア大会にも出場しました。2000年にはシドニーオリンピックにも出場し、その圧倒的な実力を示しました。

競技者から指導者へ

志水は2001年9月にリクルートを退社し、2001年から2002年には京都産業大学陸上部女子長距離のコーチを務めました。その後、2007年からは都内と横浜で市民ランナーの指導に取り組んでいます。彼女の経験を活かした指導は、多くのランナーたちにとって貴重であり、次世代の育成に寄与しています。

そして2020年4月には新たに東京メトロ女子駅伝部の監督に就任することが発表されました。これにより、彼女はチームの成長を見守り、選手たちに新しい挑戦をもたらす立場になりました。

志水見千子の遺産

志水見千子が残した業績は、数多くの国際大会での活躍に加え、後進の指導と育成に関する貢献です。彼女の戦績や指導者としての姿勢は、今後も多くの若いアスリートたちにとっての模範となることでしょう。志水の功績は、日本陸上競技界にとっての重要な一部であり、競技の普及と発展に寄与していると言えます。

もう一度検索