応用地質

応用地質株式会社は、1957年の設立以来、地質調査分野で業界を牽引する企業です。本社を東京都千代田区神田に構え、地質コンサルタントとしてだけでなく、建設コンサルタントとしても業界上位の売上高を誇ります。その事業範囲は国内にとどまらず、グローバルに展開しており、国内外のインフラ整備に不可欠な存在となっています。

沿革

応用地質の歴史は、1957年5月2日に株式会社応用地質調査事務所として東京都中央区で創業したことから始まります。その後、1982年3月には本社を東京都千代田区九段北に移転し、1985年5月には社名を現在の応用地質株式会社へと変更しました。1988年8月には株式を店頭公開、1991年10月には東証二部へ上場、そして1995年6月には東証一部へと上場を果たし、着実に企業規模を拡大してきました。

品質管理への意識も高く、2001年2月には本社内部署を除く全事業所でのISO 9001認証取得、2003年1月には全事業所でのISO 14001認証取得、そして2014年3月には全事業所でのISO 27001認証取得と、国際的な品質基準をクリアしています。2013年10月には、本社を現在の東京都千代田区神田に移転しました。

事業内容

応用地質は、地質調査を主軸に、地盤に関する様々なコンサルティングサービスを提供しています。具体的には、地盤の強度や安定性、地下水の状態などを調査・分析し、その結果を基に、建設プロジェクトにおける最適な設計や施工方法を提案します。また、地震や土砂災害などの自然災害に対する防災・減災対策、環境問題に関する調査・分析も行っています。

関連会社

応用地質の事業を支える関連会社は、国内外に多数存在します。主な連結子会社としては、アメリカのOYO CORPORATION U.S.A.、GEOMETRICS,INC.、GEOPHYSICAL SURVEY SYSTEMS,INC.、KINEMETRICS,INC.、ROBERTSON GEOLOGGING LTD.など、海外の有力企業が含まれています。また、国内では、エヌエス環境株式会社、応用リソースマネージメント株式会社、東北ボーリング株式会社、宏栄コンサルタント株式会社、オーシャンエンジニアリング株式会社、応用地震計測株式会社、応用計測サービス株式会社、OYOインターナショナル株式会社、南九地質株式会社、応用ジオテクニカルサービス株式会社、株式会社ケー・シー・エス、応用アール・エム・エス株式会社などが挙げられます。非連結子会社としては、シグマ工業株式会社があります。

これらの関連会社とともに、応用地質は高度な技術と専門知識を活かし、社会インフラの整備や環境保全に貢献しています。また、近年では、再生可能エネルギー開発や資源探査など、新たな分野への取り組みも積極的に進めています。

技術力

応用地質は、長年にわたり培ってきた豊富な経験と、最新の技術を駆使して、高品質なサービスを提供しています。特に、地質構造の把握や地盤特性の評価においては、独自の技術力を有しており、国内外の様々なプロジェクトでその実績が認められています。また、地震波探査や電気探査などの物理探査技術、地質データ解析技術など、高度な専門技術を擁しており、それらを組み合わせることで、より正確で信頼性の高い調査結果を提供しています。

今後の展望

応用地質は、今後も地質調査分野のリーディングカンパニーとして、社会の発展に貢献していくことを目指しています。最新技術の研究開発、人材育成、グローバル展開の強化などを通じて、より質の高いサービスを提供し、社会からの信頼に応え続けていくでしょう。また、環境問題や自然災害対策など、社会が抱える課題解決にも積極的に貢献し、持続可能な社会の実現に寄与していきます。

外部リンク

応用地質株式会社

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