応県

応県（おう-けん）は、中華人民共和国山西省朔州市に位置する県です。

歴史

応県の歴史は古く、唐朝時代に設置された金城県を前身としています。五代十国時代の後唐によって応州の州治が置かれました。明朝が成立すると、洪武帝の時代初期に金城県は廃止され、その管轄区域は応州の直轄となりました。

1913年（民国2年）には、州制が廃止されたことに伴い、応県と改称されました。中華人民共和国成立後の1949年から1952年までは、察哈爾省の管轄下に置かれました。1958年には一時的に廃止され、山陰県に編入されましたが、1960年に再び設置され、現在に至っています。

行政区画

応県は以下の鎮と郷によって構成されています。

鎮: 金城鎮、南河種鎮、下社鎮
郷: 鎮子梁郷、義井郷、蔵寨郷、大黄巍郷、杏寨郷、下馬峪郷、南泉郷、大臨河郷、白馬石郷

古跡

応県には、歴史的に重要な建造物が存在します。

応県木塔（仏宮寺釈迦塔）: 遼代に建造された木造の塔で、仏宮寺の境内にあります。精巧な建築様式で知られ、中国の重要な文化財として保護されています。

出身者

応県出身の著名な人物として、以下の人物が挙げられます。

曹乃謙: 小説家として知られています。

もう一度検索