怒涛の果て

映画『怒涛の果て』解説

『怒涛の果て』（原題: Wake of the Red Witch）は、1948年に公開されたアメリカの海洋冒険映画です。ジョン・ウェインが主演を務め、エドワード・ルドウィグが監督しました。ガーランド・ロアークの小説を原作とし、ハリー・ブラウンとケネス・ガメットが脚本を手がけました。

リパブリック・ピクチャーズ製作の映画としては珍しく、高い製作費が投じられました。その甲斐あって、公開後にはリパブリック・ピクチャーズの代表作として長く愛される作品となりました。

あらすじ

ロールス船長（ジョン・ウェイン）は、巨大な帆船レッド・ウィッチ号を操り、南海の島々で真珠を採取する冒険を繰り広げていました。彼は、美しくも謎めいた女性アンジェリーク（ゲイル・ラッセル）に心を奪われます。しかし、アンジェリークの背後には、陰謀と欲望が渦巻いていました。ロールス船長は、愛と裏切り、そして海の脅威に立ち向かいながら、運命を切り開いていくことになります。

キャスト

ロールス船長：ジョン・ウェイン（糸博）
アンジェリーク：ゲイル・ラッセル（北浜晴子）
サム：ギグ・ヤング（中田浩二）
メイラント：ルーサー・アドラー（島宇志夫）
テレア：アデル・マーラ（池田昌子）

スタッフ

監督：エドワード・ルドウィグ
原作：ガーランド・ロアーク
脚本：ハリー・ブラウン、ケネス・ガメット
撮影：レジー・ラニング
音楽：ネイザン・スコット

作品の魅力

本作の魅力は、ジョン・ウェインの力強い演技はもちろんのこと、ゲイル・ラッセルの美しさ、そして手に汗握る海洋冒険活劇としての完成度の高さにあります。また、ネイザン・スコットが手がけた音楽も、映画の雰囲気を盛り上げるのに大きく貢献しています。

リパブリック・ピクチャーズという、比較的低予算の映画を多く製作していた会社が、これほどのスケール感の作品を作り上げたという点も特筆すべきでしょう。映画史に残る傑作として、ぜひ一度ご覧いただきたい作品です。

外部リンク

怒涛の果て - 映画.com
怒涛の果て - allcinema
怒涛の果て - KINENOTE
Wake of the Red Witch - オールムービー（英語）
Wake of the Red Witch - IMDb（英語）
Wake of the Red Witch - TCM Movie Database（英語）
* 怒涛の果て - Rotten Tomatoes（英語）

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