糸博

糸 博（いと ひろし）

概要

糸博（いと ひろし、1933年3月15日生まれ）は、福岡県出身の日本の声優、俳優、ナレーターであり、81プロデュースに所属しています。彼は、アニメや外画の吹き替え、ドキュメンタリーのナレーションなど、多岐にわたって活動を続けています。彼の代表作には、『にんげんドキュメント 津軽・故郷の光の中へ』、『メン・イン・ブラック3』のエージェントX役や、『24 -TWENTY FOUR-』のフィリップ・バウアー役など、多様なキャラクターが含まれます。

経歴

西南学院大学を卒業後、糸博はさまざまな劇団を経て声優の道に進みました。声優業を選んだ理由は、結核を患ったことが影響しているとのことです。また、本来は父親の手筈により銀行員になる予定だったと回想しています。彼の声種はバリトンで、特に低い声が特徴的です。

彼は、テレビ草創期から活躍しており、数々のクォリティの高い作品に携わってきました。91歳を超えた今もなお現役で、ドキュメンタリー番組のナレーションや、アニメの吹き替えなどを中心に活動を続けています。

キャリア

糸博の声は、ブライアン・コックス、ジェームズ・クロムウェル、マイケル・ケインなど多くの外国人俳優の吹き替えに用いられています。また、彼はミハイル・ゴルバチョフのインタビューの吹き替えを何度も担当しており、かつてはジョン・ウェインの役も演じていました。

特技・趣味

糸博の特技には釣りと書道があり、短所としてせっかちな一面が挙げられています。好きな色は茶色とのことです。

主な出演作品

彼の出演作品は、アニメ、映画、[[テレビドラマ]]、ゲーム、ナレーションなど多岐にわたります。以下は一部の代表作です。

テレビアニメ

• - 1969年: カムイ外伝（百姓）
• - 1981年: 鉄腕アトム (アニメ第2作)（アンペア）
• - 1989年: 機動警察パトレイバー（大那）
• - 1998年: 金田一少年の事件簿（赤間光彦）

劇場アニメ

• - 1986年: 天空の城ラピュタ（ダッフィー親方）
• - 2003年: 映画 あたしンち（じいちゃん）

吹き替え

• - 映画: メン・イン・ブラック3（エージェントX）、24 -TWENTY FOUR- シーズンIV（フィリップ・バウアー）
• - ゲーム: NARUTO -ナルト- 疾風伝シリーズ（志村ダンゾウ）

現在の活動

現在、糸博はドキュメンタリー番組のボイスオーバーやナレーションを多く手がけており、声の職人としての地位を確立しています。彼の独特な声は多くの視聴者に馴染み深く、今後の活動にも期待が寄せられています。91歳を超えた彼の目標は、さらなる高みを目指し続けることでしょう。

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