思い出が手を振る

思い出が手を振る

「思い出が手を振る」は、日本のフォークバンド、海援隊が1979年に発表したシングルです。この曲は、海援隊にとってメジャー6作目、通算では11作目のシングルにあたります。ポリドール・レコードに移籍後、初のリリース作品となりました。

概要

前作のシングル「母に捧げるバラード」から約6ヶ月ぶりにリリースされたこの曲は、オリコンチャートで最高56位を記録しました。海援隊にとって、「あんたが大将」以来、3作ぶりにオリコンチャートへのランクインを果たした作品となりました。

収録曲

1. 思い出が手を振る [3:50]
作詞：武田鉄矢
作曲：中牟田俊男、堀内孝雄
編曲：椎名和夫

この曲は、海援隊のメンバーである中牟田俊男と、アリスの堀内孝雄との共同作曲として制作されました。編曲は椎名和夫が担当しています。

2. 菜見子 [3:38]
作詞：武田鉄矢
作曲：中牟田俊男、千葉和臣
編曲：椎名和夫

カップリング曲である「菜見子」は、武田鉄矢が作詞、中牟田俊男と千葉和臣が作曲を手掛けました。編曲は「思い出が手を振る」と同じく椎名和夫が担当しています。

制作背景

「思い出が手を振る」は、海援隊が新たなレコード会社に移籍して初めて発表したシングルです。アリスのメンバーである堀内孝雄が作曲に加わったことで、より音楽的な幅が広がった作品と言えるでしょう。この曲は、彼らの音楽性の多様性を示す一例として、ファンにとっても特別な一曲となっています。

評価

このシングルは、オリコンチャートで56位を獲得し、海援隊にとって久しぶりのチャートインとなりました。特に、「あんたが大将」以来のランクインという点は、当時の音楽シーンにおける海援隊の存在感を示すものとして注目されました。

「思い出が手を振る」は、海援隊の歴史において重要な作品の一つであり、彼らの音楽的な進化を垣間見ることができるシングルです。また、アリスの堀内孝雄との共作という点でも、フォークミュージックファンにとって興味深い作品と言えるでしょう。

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