恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜

恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜

「恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜」は、ALI PROJECTが1992年7月1日にリリースしたメジャーデビューシングルです。作詞を宝野アリカ、作曲を片倉三起也が手掛け、オリエンタルな雰囲気を漂わせるメロディと、独特な世界観を描いた歌詞が特徴的です。

概要

このシングルは、ALI PROJECTが東芝EMIから初めてリリースした作品であり、メジャーシーンへの進出を飾る記念すべき一枚となりました。1995年まで東芝EMIからCDをリリースしていましたが、その後契約を解消しています。

表題曲「恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜」は、黄桜の冷酒「飛沫」のCMソングとして使用され、お茶の間にもその名を知られることとなりました。収録アルバムは『月下の一群』、『jamais vu』、『Deja Vu 〜THE ORIGINAL BEST 1992-1995〜』など比較的多く、長年に渡りファンに愛され続けています。発表から15年後には『Grand Finale』にてオーケストラリアレンジバージョンが収録され、新たな魅力を開花させました。

カップリング曲の「共月亭で逢いましょう」も、『jamais vu』に収録されています。月光嗜好症ではストリングスアレンジがなされ、よりドラマティックな仕上がりとなっています。ライブでも頻繁に演奏されており、ライブ音源は『月光嗜好症GIG Alipro-Mania II』で聴くことができます。宝野アリカはこの曲を歌う際、リハーサルで感情が高ぶり号泣することがあると語っており、楽曲への深い思い入れが感じられます。

ジャケットには、ALI PROJECTのロゴが大きく配されており、印象的なデザインとなっています。

収録曲

1. 恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜 [3:56]
黄桜「飛沫」CMソング
AメロにMusique De La Grece Antiqueの『Hymne À Némésis』が引用されています。
2. 共月亭で逢いましょう [4:55]
* Aメロ、Bメロにエマニュエル・シャブリエの『5曲の遺作 アルバムの一葉』が引用されています。
3. 恋せよ乙女(カラオケ版)

「恋せよ乙女〜Love story of ZIPANG〜」は、ALI PROJECTの初期の代表作として、その後の活動の礎を築いた重要な作品と言えるでしょう。 和とゴシックが融合した独特な世界観は、多くのファンを魅了し続けています。

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