恋のロープをほどかないで

「恋のロープをほどかないで」は、1986年4月10日にキャニオンレコードから発売された新田恵利さんの2枚目のシングルです。この楽曲は、リリース前に大きな変更があったことで知られています。

当初、A面として予定されていたのはカップリング曲の「ピンクのリボン」でした。しかし、新田恵利さん自身がこの決定に反対し、結果として「恋のロープをほどかないで」がA面として採用されることになりました。この変更に伴い、曲の構成やアレンジも大幅に見直され、一部の音楽雑誌では、楽曲紹介の際に楽譜やコードが掲載されないという異例の事態も発生しました。この背景には、新田さんの強い意志と、楽曲に対するこだわりがあったと考えられます。

この楽曲は、1987年に公開された渡辺元嗣監督のピンク映画『新・未亡人下宿　夜の手ほどき』の主題歌としても使用されました。アイドル歌手の楽曲が、映画の主題歌に起用されるというのは、当時としては珍しいケースであり、この曲の幅広い魅力を示しています。

収録曲は以下の2曲です。

1. 恋のロープをほどかないで
作詞：秋元康
作曲・編曲：後藤次利

2. ピンクのリボン
作詞：秋元康
作曲・編曲：後藤次利

このシングルは、以下の作品にも収録されています。

ERI - 1stアルバム
新田恵利 SINGLES コンプリート
My これ!クション 新田恵利 BEST 2
スーパーベスト
家宝
おニャン子クラブA面コレクション Vol.1
* おニャン子クラブB面コレクション Vol.1

「恋のロープをほどかないで」は、新田恵利さんのキャリアにおいて、重要なターニングポイントとなった楽曲の一つと言えるでしょう。楽曲にまつわるエピソードは、ファンにとっても興味深いものであり、この曲が時代を超えて愛される理由の一つとなっています。また、1986年という時代を代表する音楽の一つとしても、その歴史的価値は高いと言えるでしょう。

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