恋は放課後

映画『恋は放課後』解説

『恋は放課後』は、1973年に松竹が製作・公開した日本の青春映画です。広瀬襄が監督を務め、松坂慶子と沖雅也が主演を務めました。物語は、伊豆の高校に転任してきた若い女性教師が、不良生徒の更生とラグビー部創設に情熱を注ぐ姿を描いています。

あらすじ

三村靖子（松坂慶子）は、伊豆の高校に赴任してきたばかりの情熱的な女性教師。彼女が受け持つクラスには、田所祐吉（沖雅也）という名の、素行の悪い生徒がいました。田所は荒んだ生活を送っており、学校でも問題ばかり起こしていました。靖子は田所の更生を強く願い、様々な方法を試みます。

そんな中、靖子はラグビーを通して生徒たちの心を変えようと決意し、ラグビー部を創設することを思いつきます。ラグビーの知識も経験もなかった靖子でしたが、生徒たちと共に猛練習を重ね、困難を乗り越えながらチームを成長させていきます。そして、田所もまた、ラグビーを通して変わっていくのでした。

キャスト

三村靖子：松坂慶子
田所祐吉：沖雅也
滝田弘：石田信之
梨絵：秋谷陽子
木の実：川崎あかね
兄貴分：左とん平
松木先生：穂積隆信
戸倉先生：小島三児
男生徒：石橋正次
歌手：桜田淳子
歌手：西城秀樹
源治：フランキー堺
トキ：ミヤコ蝶々

スタッフ

監督：広瀬襄
脚本：鎌田敏夫
撮影：竹村博
編集：太田和夫
音楽：竜崎孝路

特徴

この映画は、青春映画の王道とも言えるストーリー展開で、教師と生徒の心の交流や、ラグビーを通して成長していく若者たちの姿を爽やかに描いています。松坂慶子の若々しい演技や、沖雅也のクールな魅力も見どころです。また、桜田淳子や西城秀樹といった当時の人気歌手が本人役で出演しており、華を添えています。

評価

『恋は放課後』は、公開当時、多くの観客に感動を与え、青春映画の代表作として高く評価されました。教師が生徒を信じ、共に困難を乗り越えていく姿は、観る人に勇気と希望を与えてくれます。青春時代の熱い思いや友情を描いた、心温まる作品です。

松竹の公式ページでも作品の詳細が確認できます。

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