恋を唄う

アン・ルイスの4枚目のスタジオ・アルバム『恋を唄う』は、1976年12月20日にビクターレコードから発売されました（規格品番LP: SJX-10114）。

このアルバムは、シングル「ラスト・シーン」の両A面曲を収録しており、LPの構成はA面がアン・ルイスのオリジナル楽曲、B面がオールディーズを中心としたカバー曲集となっています。

発売から約42年の時を経て、2018年3月7日に初のCD化が実現しました。CD化の際には『恋を唄う+4』とタイトルが変更され、紙ジャケット仕様で、ボーナス・トラックが4曲追加されています（品番：VICL-64961）。

CDジャーナルのレビューでは、カスケーズの「悲しき雨音」などのオールディーズ・カバー曲が収録されている点に触れられ、アン・ルイスのクリアな歌声と情感豊かな歌唱が評価されています。歌謡ロックを歌う際のパワフルさとは一味違う、彼女の表現力を堪能できる一枚と評されています。

アルバム『恋を唄う+4』の収録曲は以下の通りです。

1. 恋を唄う
2. ラスト・シーン
3. 待ちわびて
4. 恋の日記 (ニール・セダカのカバー)
5. 悲しき雨音 (カスケーズのカバー)
6. プリーズ・ミスター・ポストマン (マーヴェレッツのカバー)
7. ビー・マイ・ベイビー (ザ・ロネッツのカバー)
8. 肩にほほをよせて (レターメンのカバー)
9. 君はわが運命 (ポール・アンカのカバー)

ボーナス・トラック

10. ごめんなさい
11. 明日にしましょう
12. ラスト・コンサート
13. 恋のラスト・シーン

特に注目すべきは、ニール・セダカの「恋の日記」、カスケーズの「悲しき雨音」、マーヴェレッツの「プリーズ・ミスター・ポストマン」、ザ・ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」、レターメンの「肩にほほをよせて」、ポール・アンカの「君はわが運命」といった、時代を超えて愛されるオールディーズの名曲をアン・ルイスがどのように歌い上げているかという点です。

また、ボーナス・トラックとして追加されたシングル曲「ごめんなさい」「明日にしましょう」「ラスト・コンサート」「恋のラスト・シーン」も、彼女の音楽キャリアにおいて重要な位置を占める楽曲です。

アン・ルイスの初期の魅力を堪能できるアルバムとして、音楽ファンにとって貴重な一枚と言えるでしょう。

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