恋愛論 (アルバム)

研ナオコの9枚目のオリジナルアルバムとして1981年11月21日にリリースされた『恋愛論』は、キャニオン・レコードから発売されました。レコード番号はC28A0191、カセットテープ番号は28P6113です。

アルバムは、ニューミュージックの名曲を研ナオコがカバーした作品で、帯コピーには「ニューミュージックの名曲に、ナオコの歌心を吹き込んだ別れの詩集を、今、あなたに」とあります。彼女の独特な歌唱表現で、これらの楽曲に新たな息吹が吹き込まれています。

収録曲は全10曲で、後にシングルカットされた「ボサノバ」をはじめ、「アデュー」「雨の物語」「メモリーグラス」などが含まれています。これらの4曲はプロモーション盤としてもリリースされました。

1993年には「恋愛論〜あの頃へラブレター〜」というタイトルでCD化され、再び脚光を浴びました。

収録曲は以下の通りです。全曲の編曲は若草恵が担当しています。

Side A

雨の物語（作詞・作曲：伊勢正三）
メモリー・グラス（作詞・作曲：堀江淳）
アデュー（作詞・作曲：庄野真代）
ボサノバ（作詞・作曲：福島邦子）
28枚目のシングルとして、アルバム発売の一ヶ月後にシングルカットされました。
さよならだけは言わないで（作詞・作曲：五輪真弓）

Side B

秋止符（作詞：谷村新司、作曲：堀内孝雄）
28枚目のシングル「ボサノバ」のB面曲です。
白い花（作詞・作曲：山崎ハコ）
ひとり上手（作詞・作曲：中島みゆき）
別涙（わかれ）（作詞・作曲：因幡晃）
根雪（作詞・作曲：中島みゆき）

『恋愛論』は、研ナオコの表現力と、ニューミュージックの名曲が融合した、聴き応えのあるアルバムです。彼女の歌声を通して、それぞれの楽曲が持つ情感や物語性がより深く伝わってきます。時代を超えて愛される名盤と言えるでしょう。

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