恐怖の復活祭 THE LIVE BLACK MASS D.C.7 SELECTION +α

『恐怖の復活祭 THE LIVE BLACK MASS D.C.7 SELECTION +α』解説

2005年、聖飢魔IIは地球デビュー20周年を記念して期間限定での再集結を果たしました。この再集結を記念して行われた2種類のミサツアー、『THE LIMITED BLACK MASS TOUR D.C.7 恐怖の復活祭』と『THE SPECIAL BLACK MASS オールスタンディング処刑』は、多くのファンを熱狂させました。そして、その興奮と感動が凝縮されたライブアルバムが、第二十三教典『恐怖の復活祭 THE LIVE BLACK MASS D.C.7 SELECTION +α』です。

このアルバムは、3枚のディスクで構成されています。ディスク1とディスク2は、主にツアー最終日である東京国際フォーラム公演の模様を収録。聖飢魔IIの代表曲の数々が、彼らの圧倒的なパフォーマンスと共に蘇ります。息遣いさえ聞こえてきそうな臨場感あふれる演奏は、まるでその場に居合わせたかのような錯覚に陥るほどです。

特に注目すべきは、メンバーの個性が際立つMCパートでしょう。彼らの軽妙洒脱なトークは、ライブの熱気をさらに高め、観客を最高潮にまで引き上げます。聖飢魔IIの真骨頂である、音楽とエンターテイメント性の融合が完璧に表現されています。

そしてディスク3には、2005年にインターネットで配信された新曲5曲と、当時未発表だった「MOTHER EARTH」という1曲が収録されています。これらの楽曲は、配信当時、作曲者が伏せられていたため、ファンたちの間で大きな話題を呼びました。今作で初めて明かされた制作陣のクレジットは、まさに驚きと興奮に満ちたものです。

楽曲のクオリティもさることながら、このアルバムの価値を高めているのは、聖飢魔IIというバンドの圧倒的な存在感です。長年にわたる活動で培われた彼らの卓越した演奏技術、そして唯一無二のエンターテイメント性は、多くの音楽ファンを魅了し続けてきました。

『恐怖の復活祭 THE LIVE BLACK MASS D.C.7 SELECTION +α』は、単なるライブアルバムではありません。20周年という節目を迎え、再び世に衝撃を与えた聖飢魔IIの、その圧倒的なパワーと存在感を凝縮した、まさに歴史的記録と言えるでしょう。

収録内容の詳細

アルバムには、聖飢魔IIの代表曲はもちろんのこと、ライブの雰囲気を伝えるMCパートも収録されています。それぞれの楽曲には、作詞作曲者、そして編曲者まで詳細に記載されており、聖飢魔IIの音楽制作における緻密な作業を垣間見ることができます。

ディスク1とディスク2には、東京国際フォーラム公演を中心に、ツアー中の様々な会場のライブ音源が収録されています。これらの楽曲は、聖飢魔IIの長い歴史の中で培われた、彼らの音楽性の多様性を示すものです。

ディスク3に収録されている新曲や未発表曲は、当時のインターネット配信という斬新な試みによって、ファンの間で大きな話題となりました。これらの楽曲は、聖飢魔IIの音楽的な探求心と、時代を先取る姿勢を示すものと言えるでしょう。

メンバー

C.P. ACE SHIMIZU (エース清水): ギター、コーラス
H.H. RAIDEN YUZAWA (ライデン湯沢): ドラム、コーラス
Dr. XENON ISHIKAWA (ゼノン石川): ベース、コーラス
G.S. LUKE TAKAMURA III (ルーク篁): ギター、コーラス
H.E. DEMON KOGURE (デーモン小暮): ボーカル、その他
E.M. JAIL O'HASHI (ジェイル大橋): ギター、コーラス
KAIJIN MATSUZAKI SAMA (怪人松崎様): キーボード、コーラス
E.C.J. ZOD HOSHIJIMA (ゾッド星島): アソシエイト・ベース、コーラス

彼らの卓越した演奏技術と、デーモン小暮閣下のカリスマ性あふれるパフォーマンスは、このアルバム全体を貫く大きな魅力となっています。聖飢魔IIの熱狂的なファンはもちろんのこと、初めて彼らの音楽に触れる人にとっても、このアルバムは間違いなく忘れられない体験となるでしょう。

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