恒生銀行

恒生銀行（Hang Seng Bank）

恒生銀行は、香港を拠点とする大手銀行の一つです。中環に本店を構え、かつては香港最大の華人系銀行として知られていました。現在は、HSBCホールディングスの子会社であり、香港上海銀行グループのリテール部門として重要な役割を担っています。

特徴

恒生銀行は、香港において金（ゴールド）の取引が可能な銀行として有名です。ゴールドバーやコインでの取引は、本店と支店の計4ヶ所でのみ行うことができます。ただし、現在では同行の口座を持っている顧客のみが取引可能です。また、香港の他にマカオや中国大陸にも支店や営業拠点を展開しており、広範なネットワークを築いています。

歴史

恒生銀行の歴史は、1933年に中国の伝統的な金融機関である銭荘「恒生銀號」として設立されたことに始まります。

1941年、日本軍の香港侵攻により一時営業を停止し、マカオへ避難しました。しかし、マカオで同名の業者が営業していたため、「永華銀號」と名前を変えて営業を継続しました。

1945年、香港がイギリス統治下に戻ると、セントラルで営業を再開しました。

1952年には、香港で非上場企業（私人企業）として会社登記を行いました。

1965年、香港株価の大暴落とそれに伴う取り付け騒ぎにより経営が困難となり、香港上海銀行の傘下に入ることになりました。

1972年、香港証券取引所に株式を上場しました。

その後、1986年に永安銀行を買収しましたが、1993年には大新銀行に売却しています。

関連情報

外部リンク: 恒生銀行
関連項目:
香港上海銀行
香港ハンセン株価指数
* 香港恒生大学

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