恵比寿南橋

恵比寿南橋、通称アメリカ橋は、東京都渋谷区、山手線の目黒駅と恵比寿駅の間に架かる道路橋です。鮮やかな青色の鉄橋として、多くの人に親しまれています。

歴史

アメリカ橋の起源は、1904年にアメリカのセントルイスで開催された万国博覧会に遡ります。この博覧会に出展されていた橋を、当時の鉄道作業局が購入し、1906年（明治39年）に現在の場所へ架設しました。鉄製の橋のモデルとして導入されたことが、「アメリカ橋」という愛称の由来となっています。現在の橋は、1970年（昭和45年）に改築されたものです。

関連作品

アメリカ橋は、その独特な景観から、多くの歌の題材となってきました。

1976年：湖東美歌「アメリカ橋」
作詞：奥山侊伸、作曲：信楽順三、編曲：船山基紀。奥山自身も後にセルフカバーしています。
1979年：狩人「アメリカ橋」
編曲：田辺信一。狩人のカバーバージョンは広く知られ、ヒットしました。
1998年：山川豊「アメリカ橋」
作詞：山口洋子、作曲：平尾昌晃。アメリカ橋の風景と、かつての恋人たちの再会と別れを描いた歌です。ドラマ30「いのちの現場から」(MBS) 第5・6シリーズの主題歌として使用され、山川豊はこの曲で第49回と第50回NHK紅白歌合戦に出場しました。また、第31回日本作詩大賞を受賞しています。

アメリカ橋は、その美しい姿と、様々な物語を紡いできた背景から、渋谷の街のシンボルとして、これからも多くの人々に愛され続けるでしょう。

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