情報!ソースが決め手

情報!ソースが決め手：多様な情報を届けた人気番組

『情報!ソースが決め手』は、1994年4月5日から1999年6月26日まで、テレビ東京系列を主軸に放送された人気情報バラエティ番組です。毎回異なるテーマを設定し、視聴者の知的好奇心を刺激する多様な情報を提供することで、多くの視聴者から支持を集めました。

番組の顔は、軽妙なトークで知られる立川志の輔と、長野智子（番組後期は向井亜紀）の司会コンビ。二人の息の合った掛け合いが、番組全体の雰囲気を明るく和やかなものにしていました。ナレーターは乱一世が担当し、落ち着いた声で情報を伝えていました。

番組は、日常生活に役立つ情報から、社会問題に関する話題まで、幅広いテーマを取り上げていました。専門家の解説や、現場からのレポートなどを交えながら、分かりやすく、興味深い形で情報を提示していました。視聴者は、番組を通して様々な知識を得ることができ、日々の生活に役立つヒントを見つけることもできたはずです。

放送時間は番組期間を通して変更がありました。開始当初は毎週火曜22時～22時54分でしたが、1995年4月からは22時～22時30分に短縮。その後、1998年4月からは土曜22時30分～22時54分に枠移動し、放送時間が微調整されました。

番組を彩ったのが、魅力的なエンディングテーマの数々です。サンディーの『DREAM CATCHER』から遊佐未森の『風が走る道』、米倉千尋の『My song for you』など、バラエティに富んだ楽曲が番組のエンディングを盛り上げました。

番組の人気の高さを示すのが、関連書籍の出版です。1998年6月には、光進社より『情報!ソースが決め手 その1～3』の3冊が発売されました。それぞれの書籍では、番組で紹介された情報をより深く掘り下げた内容が掲載され、番組ファンにとって貴重な資料となっています。

番組の歴史において特筆すべき出来事として、1997年12月30日に放送予定だった特別番組『情報!ソースが決め手 お父さんのためのポケモン講座』の放送中止があります。当時社会問題となっていたポケモンショックを受け、急遽『情報!ソースが決め手 生活の達人総集編』に差し替えられました。この出来事は、社会情勢が番組制作に影響を与えることを改めて示す事例と言えるでしょう。

なお、番組はテレビ東京系列だけでなく、岐阜放送、テレビユー山形（遅れネット）、新潟テレビ21（遅れネット）でも放送されました。放送時間や曜日が異なる地域もあったようですが、全国各地の視聴者に情報を届けていたことが分かります。

『情報!ソースが決め手』は、その分かりやすい情報提供と、魅力的な司会者、そして質の高いエンディングテーマによって、多くの視聴者から支持され、長く愛された番組でした。視聴者参加型の企画を取り入れるなど、視聴者との距離の近さも人気の秘訣だったと言えるでしょう。番組が終了してからも、その影響は色濃く残っており、今日でも語り継がれる名番組の一つと言えるのではないでしょうか。

もう一度検索