情報学群

情報学群とは

情報学群は、理工学から社会科学までの幅広い分野を包含する、情報学に関する総合的かつ学際的な領域を扱う学群です。国内では、筑波大学と高知工科大学に設置されています。

筑波大学情報学群

2007年4月に開設された筑波大学情報学群は、情報や知識に関する広範な学問領域を対象としています。情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類の3つの学類から構成されており、英語名はSchool of Informaticsです。これは、情報に関する人間の活動まで包含し、関連する諸科学の応用・連携を意味しています。

情報科学類

情報科学類は、1977年に発足した第三学群情報学類を前身とし、情報学群開設時に移行しました。ソフトウェアサイエンス、情報システム、知能情報メディアの3つの主専攻があり、情報科学を深く探求できます。

情報メディア創成学類

情報メディア創成学類は、情報学群開設時に新設されました。画像・音声メディア、インタラクティブシステム、インターネットサイエンス、ネットワークメディア上での情報管理・共有・検索、デジタルコンテンツの制作・表現、アドバンスト・コンピューティング・エンジン認知科学など、情報メディアに関する多様な分野を扱っています。

知識情報・図書館学類

知識情報・図書館学類は、知識科学、知識情報システム、情報資源経営の3つの主専攻があります。前身は図書館情報大学であり、1979年に設置されました。2002年に筑波大学と統合され、2003年度末に閉学。その後、筑波大学の図書館情報専門学群（と、大学院図書館情報メディア研究科）となり、情報学群開設時に現在の知識情報・図書館学類に移行しました。

高知工科大学情報学群

2009年4月に開設された高知工科大学情報学群は、以下の4つの専攻があります。

情報と人間: 知識の表現と利用、推論と学習、認識と理解、人と協調するシステムなどの教育・研究を目指します。
情報とメディア: CGや映像制作などの仕組み、ネットワーク技術、メディア情報システムのあり方を学び、デジタルメディアエンジニア、映像制作関連、ソフトウェア開発など幅広い職種を目指します。
情報通信: 新世代ネットワークシステムや、情報通信の性能を飛躍的に向上させる通信方式などを研究します。
コンピュータサイエンス: ハードウェアとソフトウェアの両面から情報工学を体系的に学び、情報システムの発展に貢献できる先導的なICT技術者を目指します。

情報学群は、情報技術が社会に浸透する現代において、ますます重要な役割を担っています。興味のある方は、各大学のウェブサイトで詳細を確認してください。

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