情報通信政策研究所について
情報通信政策研究所(Institute for Information and Communications Policy、IICP)は、
総務省に所属する
施設等機関です。この研究所は、情報通信政策に関する調査研究を行うとともに、情報通信行政に携わる
総務省職員に対する研修を実施することを主な目的としています。
沿革
情報通信政策研究所は、
2003年4月1日に、
総務省情報通信研修所を改組して発足しました。この際、旧
総務省郵政研究所が担っていた情報通信分野の調査研究機能も統合されました。組織の変遷としては、
2004年に総務部と研修部が
東京都目黒区駒場から
国分寺市へ移転し、調査研究部は港区
麻布台から
千代田区霞が関の中央合同庁舎第2号館へ移転しました。
所在地
研究所の所在地は2箇所に分かれています。
総務部・研修部: 東京都国分寺市泉町2-11-16
調査研究部:
東京都千代田区霞が関2-1-2 中央合同庁舎第2号館
前身機関の沿革
旧情報通信研修所
旧情報通信研修所の起源は、
1950年6月に電波監理行政が
電気通信省から
総理府に移管された際に設置された電波監理委員会の職員訓練所に遡ります。その後、
1952年8月に電波監理委員会が
郵政省に統合されたことに伴い、
郵政省電波職員訓練所と改称。
1962年9月には
郵政省電波研修所となりました。
1985年の電気通信自由化を機に、
郵政省の電気通信行政が多岐にわたるようになったため、電波監理行政は電気通信行政の一環として扱われるようになり、電気通信研修所と改称されました。中央省庁再編を経て、2001年1月には情報通信研修所となりました。
旧郵政研究所
情報通信政策の調査研究機能は、
1988年に発足した旧
郵政省(後の
総務省)の
施設等機関である旧郵政研究所が担当していました。
2003年4月1日、
日本郵政公社の発足に伴い、旧郵政研究所の郵政事業に関する調査研究機能は、公社の郵政総合研究所に移管されました。残りの情報通信政策の調査研究機能は、規模の関係から情報通信研修所と統合され、情報通信政策研究所へと引き継がれることになりました。なお、郵政総合研究所は
2007年に廃止されています。
組織
情報通信政策研究所は、以下の組織で構成されています。
所長
総務部
総務課
教務課
調査研究部
研修部
関連事項
総務省
中央鉄道学園(旧国鉄の教育施設で、跡地の一部に当研究所の総務部と研修部の庁舎が建設されました。)
外部リンク
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情報通信政策研究所
情報通信政策研究所は、情報通信分野の発展に貢献するため、調査研究と人材育成の両面から活動を続けています。