愛してます (河合奈保子の曲)

シングル「愛してます」

「愛してます」（あいしてます）は、日本の歌手河合奈保子が1980年12月10日にリリースした3枚目のシングルです。この作品は、河合奈保子のキャリアにおいて重要な位置を占めており、彼女の音楽的な成長を反映しています。EP番号はAH-1で、シングルとしての扱いが変わったことに注目が集まりました。

規格品番の変更と価格改定

このシングルリリースに際し、レコードの規格品番がこれまでの「AK-」から「AH-」に変更されました。また、価格も600円から700円に引き上げられた点が特徴的です。これは河合奈保子の人気が高まり、音楽業界全体で価格の見直しが行われたことの一環とも考えられます。

収録楽曲

シングルには、A面の「愛してます」とB面の「そしてシークレット」の2曲が収録されています。両楽曲の作詞は伊藤アキラ、作曲は川口真が担当しており、編曲は船山基紀によって行われました。なお、両楽曲は河合奈保子のアルバム『トワイライト・ドリーム』（1981年）にも収められています。

愛してます

「愛してます」は、3分39秒の収録時間を持ち、彼女の甘い歌声と心に響く歌詞が印象的な楽曲です。この曲は高いメロディのクオリティが評価され、リリース時から多くのリスナーに支持されました。

そしてシークレット

「そしてシークレット」は、3分21秒で、より軽快でリズミカルな雰囲気を持つ楽曲です。A面の「愛してます」とは雰囲気が異なり、二曲の対比がアルバム全体に豊かな表情を与えています。

オリコンでの成績

「愛してます」はオリコンで最高14位を記録し、100位内に15週もランクインしました。加えて、セールスは約18.0万枚に達し、河合奈保子のシングルの中でも特に成功した一枚となりました。これは彼女の音楽的魅力を証明する結果と言えるでしょう。

演奏陣

このシングルの演奏には、多くの才能あるミュージシャンが参加しています。ドラムは山木秀樹、ベースは長岡道男、エレキギターは吉野藤丸が担当しています。また、キーボードには田代真紀、パーカッションには斉藤信、オーボエには石橋雅一が名を連ねています。さらに、マンドリンには竹内育夫と田中早苗が参加し、ストリングスは大野グループが担当しました。バックコーラスにはMintsが起用され、楽曲に豊かなハーモニーを加えています。

関連項目

このシングルは1980年の日本の音楽シーンにおいて重要な作品として位置づけられています。河合奈保子はこの後も活躍を続け、1981年にはさらなる成功を収めました。

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