愛のうた
「愛のうた」は、
倖田來未の37枚目の
シングルとして
2007年9月12日にリリースされました。リリース形態は「CDのみ」と「CD+
DVD」の2種類があり、ジャケットデザインもそれぞれ異なっています。初回限定盤では、ボーナストラックとして「愛のうた(URBAN KISS Ver.)」が収録されています。楽曲のキャッチコピーは「もしひとつだけ願いが叶うとしたら・・・あなたは何を願いますか?」であり、非常に印象深いものとなっています。
この
シングルは同日に倖田の実妹であるmisonoの新曲「
挫折地点」とともに発売され、姉妹揃っての初のCDリリースとなりました。また、「愛のうた」はレコード大賞で3年連続金賞を受賞したほか、
第58回NHK紅白歌合戦にも出演し、この楽曲を披露しました。2020年12月31日には、日本テレビの特番において、倖田本人が本曲をネタにした替え歌を披露し、話題を呼びました。
「愛のうた」は、女性の視点から恋愛をストレートに描いたバラードであり、
倖田來未の代表曲の一つとして広く認識されています。インタビューでは、この曲の歌詞が休日に女友達と訪れた温泉宿で書かれたことが明かされており、ドライブ中の会話からインスピレーションを受けたと語っています。彼女は「その日は海沿いを走りながらふと温泉に行くことになり、宿に到着して浴衣に着替えた後に、すぐに詩を書き上げました」と笑いながら話しました。
当初は別の曲のレコーディングが行われていましたが、「愛のうた」のデモテープが最終日の直前に届き、倖田はこの曲を直ちに気に入り、急遽レコーディングを行ったそうです。楽曲にはコーラスが一切なく、彼女の歌声が一人の強いメッセージとして伝わるものとなっています。プロモーションビデオでは、優しい言葉を求めながらも、最終的には別れを迎える女性の苦悩が描かれています。
制作を通じて、倖田は自身の音楽のスタンスが変化したと語り、「愛は与えるべきものである」という新たな理解を得たと述べています。これをきっかけに、恋愛における自分本位な考え方が変わり、より思いやりのある愛を大切にするようになったと話しています。曲名の「愛のうた」は、2006年に受賞を逃した「夢のうた」に対するリベンジの意味も込められています。
収録内容
CD
- 愛のうた (4:51)
- Come Over (3:38)
- 愛のうた