愛の終着駅 (八代亜紀の曲)

愛の終着駅

『愛の終着駅』は、1977年9月25日に発売された八代亜紀の22枚目のシングルです。この楽曲は、日本の音楽界において高く評価され、特にその年の第19回日本レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞しました。これは八代亜紀にとって、前年に「もう一度逢いたい」で受賞したことに続く快挙であり、2年連続の受賞は非常に難しいことです。これにより、彼女は第16回・第17回の五木ひろしと並んで、最も多くの最優秀歌唱賞を受賞した歌手の一人となりました。

また、八代亜紀は第8回日本歌謡大賞でも放送音楽賞（5年連続）や特別連盟賞を受賞しており、彼女の人気と実力を証明しています。しかし、1977年の第28回NHK紅白歌合戦では、同年発売のヒット曲「おんな港町」を披露したため、『愛の終着駅』がこの舞台で演奏されたのは、なんと15年後の1992年、第43回NHK紅白歌合戦になってからでした。このように、発売当初からその後の活動においても、『愛の終着駅』は八代亜紀の代表作の一つとされています。

さらに、本楽曲をもとにしたテレビドラマ『愛の終着駅』が1978年にTBSで放送されました。このドラマは、楽曲に込められた感情やストーリーを展開し、多くの視聴者に深い印象を残しました。また、岐阜県中津川市には本楽曲を記念する歌碑が設立されており、ファンや訪問者はその場所を訪れて八代亜紀の偉大な業績を誇りに思っています。

収録曲

このシングルには、以下の2曲が収録されています。
1. 愛の終着駅（所要時間：3分35秒）
作詞：池田充男
作曲：野崎真一
編曲：竹村次郎

2. なみだの艶歌（所要時間：3分15秒）
作詞：池田充男
作曲：野崎真一
編曲：伊藤雪彦

このように、『愛の終着駅』は、ただの音楽作品にとどまらず、八代亜紀の音楽人生における重要な位置を占める作品であり、日本の歌謡界において特別な存在感を持っています。

もう一度検索