愛・地球博記念公園

愛・地球博記念公園（モリコロパーク）

愛・地球博記念公園は、愛知県長久手市の東部に広がる約190ヘクタールの広大な県営都市公園です。この公園は、2005年に開催された日本国際博覧会（愛知万博）、通称「愛・地球博」の長久手会場の跡地に整備され、2006年7月15日に開園しました。公園の正式名称は「愛・地球博記念公園」で、愛称は「モリコロパーク」として2006年1月に一般公募の結果、決定されました。

この公園の設立理念は、「博覧会の理念と成果の継承」「青少年公園の歴史の活用」「新しいニーズへの対応」「多様な自然環境の育成」です。公園の整備は、健康で精神的な豊かさを目指し、県民と共に成長し続ける「サスティナブル・パーク」を目指しています。これに基づいて、様々な施設が整備されています。

施設内容

文化施設

公園内には、多くの文化的な施設が存在します。代表的なものは愛・地球博記念館やサツキとメイの家、体験学習室や多目的室、さらに愛知県児童総合センターなどがあります。特に愛知県児童総合センターは、中学生以下が無料で利用でき、地域の子どもたちにとって重要な場所です。また、グローバルループやあいちアートスクエアなども文化的な活動を支援しています。

自然施設

自然を楽しむための施設も多数あります。親林楽園、自然観察園、展望塔、日本庭園など、多様な自然環境を提供しており、訪れる人々が四季折々の風景を楽しむことができます。特に日本庭園では茶室があり、訪れる人々に日本の伝統美を体験させています。

スポーツとレジャー施設

公園内には、アイススケート場、野球場、テニスコート、さらにはフィールドセンターやサイクリングコースなど、スポーツやアクティビティを楽しむための施設も充実しています。また、こどもの広場や大観覧車、自然体感遊具など、家族で楽しめるレジャー施設も完備されています。

ジブリパーク

2017年5月31日、愛知県はスタジオジブリと協力し、敷地内にジブリパークを建設する計画を発表しました。2022年1[[1月1日]]に一部が開業し、2023年度内には全体がオープンする予定です。ジブリパークは多くの来場者を惹きつけ、観光産業における波及効果は年間約480億円と見込まれています。

交通アクセス

愛・地球博記念公園へは、名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘駅または愛知環状鉄道線の八草駅からリニモに乗り換え、愛・地球博記念公園駅で下車後、徒歩ですぐの距離です。また、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅からバスでのアクセスもあり、土日祝日を中心に運行しています。

メモリアルイベント

公園では毎年、愛知万博の開幕・閉幕を記念したイベントが行われ、愛知駅伝大会などが開催されます。これらのイベントを通じて、愛知万博の歴史を次世代に伝えるとともに、地域の人々の交流を促進する役割も果たしています。

愛・地球博記念公園は、愛知県の歴史や文化を体験できる素晴らしい場所であり、訪れる人々にとっての憩いの場として親しまれています。

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