愛宕福祉会

社会福祉法人愛宕福祉会

社会福祉法人愛宕福祉会（あたごふくしかい）は、新潟県を中心に、高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉といった幅広い分野で多様な施設・サービスを提供する社会福祉法人です。NSGグループの一員として、1998年に設立されました。新潟県内を中心に、東京都や千葉県の一部も含め、現在100箇所を超える施設や事業所を展開しており、2024年4月時点では1,500名以上の従業員が従事する規模となっています。

事業概要

愛宕福祉会は、設立以来、社会のニーズに応える形で事業領域を拡大してきました。提供するサービスは多岐にわたり、主なものとして以下が挙げられます。

高齢者福祉事業: 特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、デイサービス、グループホーム、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、定期巡回、ケアハウス、居宅介護支援事業所、ヘルパーステーションなど。
障がい者福祉事業: 障がい者支援施設、障がい者就労支援事業所、グループホーム、生活介護、相談支援事業所など。
* 児童福祉事業: 認定こども園、保育園、乳児院、児童養護施設、放課後等デイサービス、子育て支援センターなど。

これらの施設・事業所を通じて、地域社会における福祉サービスの充実を目指しています。

基本理念

法人は、「利用者一人ひとりのかけがえのない笑顔と思いを大切に、安心した生活が送れるよう支援を行い、家族・地域の方々から信頼される社会福祉法人」を目指しています。この目標を実現するための基本理念として、特に以下の3点を重視しています。

1. 「安心して老いることのできる社会」の実現:単に長寿を享受するだけでなく、高齢になっても生きがいを持ち、自立した生活を送れるよう支援することを目指します。
2. 「ノーマライゼーションの理念」の実現:障がいの有無に関わらず、誰もが自分らしい生き方を追求できる、支え合いのコミュニティづくりに貢献することを目指します。
3. 「豊かな人間性の育成」の実現:保育と教育を一体的に行い、子どもたちがそれぞれの個性を伸ばし、将来的に自立した社会人として生活できるよう育むことを目指します。

沿革

1998年の法人設立認可を皮切りに、愛宕福祉会は順調に事業を拡大してきました。1999年には最初の特別養護老人ホーム「愛宕の園」を開所。その後、グループホーム、保育園、デイサービスなど、高齢者福祉分野の施設を次々と開設しました。2003年には障がい者福祉分野に進出し、「身体障害者療護施設松潟の園」（現 障がい者支援施設松潟の園）を開所。2011年には認定こども園を開設するなど、児童福祉分野も強化しました。

2014年には新潟市からの事業受託を開始し、特別養護老人ホームや養護老人ホーム、デイサービス、乳児院の運営に携わるようになりました。2016年には東京都板橋区に施設を開設するなど、県外への進出も果たしています。近年では、障がい者グループホームや就労支援事業所、相談支援センターの開設、新潟県からの児童養護施設受託など、幅広い分野で地域に根差したサービス提供を進めています。2022年度以降は、一部施設で週休3日制を導入するなど、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。

勤務環境への取り組み

愛宕福祉会は、利用者満足度だけでなく、職員満足度No.1も同時に追求しています。職員が安心して働き続けられるよう、様々な支援策を設けています。具体的には、資格取得支援として、喀痰吸引研修や介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、看護師などの国家資格試験対策講座費用や模擬試験受験費用の負担、介護職員初任者研修の無料受講（受講中の給与100％支給）、介護支援専門員の資格更新費用補助などがあります。

また、ワークライフバランスの向上にも努めており、育児休業取得を推進しています。2016年度には、対象者50名のうち33名が育児休業を取得しており、女性の取得率は100％でした。さらに、2022年度からは一部施設で週休3日制の導入を開始し、現在では9施設にまで拡大しています。この取り組みは、離職率の軽減と採用応募者の増加に大きく寄与しており、職員にとってより魅力的な職場環境の整備が進められています。

愛宕福祉会は、これらの取り組みを通じて、質の高い福祉サービスを提供し続けるための基盤を強化しています。

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