愛知教育大学附属幼稚園

愛知教育大学附属幼稚園について

愛知教育大学附属幼稚園（あいちきょういくだいがくふぞくようちえん）は、愛知県名古屋市東区にあり、愛知教育大学教育学部の管理下に置かれています。この幼稚園は、愛知教育大学附属名古屋小学校及び愛知教育大学附属名古屋中学校に隣接し、教育機関としても大変重要な役割を果たしています。

歴史

この幼稚園は1925年に愛知県女子師範学校の附属施設として開園しました。長い歴史を持ち、2010年には創立85周年を迎えることができました。開園当初から、教育の質を高める努力を続けてきました。

教育目標

愛知教育大学附属幼稚園は、以下の3つの教育目標を掲げています。まず一つ目は、心身ともにたくましい子どもを育てること。次に、思いやりがあり感受性豊かな子どもを育成すること。そして最後は、自主的に考え行動し、物事をやり遂げられる子どもを目指すことです。これらの目標は、今の時代に求められる人材を育成するために非常に重要な要素です。

保育形態

幼稚園では、2年保育（4歳から5歳）および3年保育（3歳から5歳）のいずれかを選択できます。この柔軟な保育形態は、保護者や子どものニーズに応じた教育を提供するための工夫です。

沿革

愛知教育大学附属幼稚園の歴史は次のような変遷を経て現在に至ります。1925年4月には名古屋市西区に「愛知県女子師範学校附属幼稚園」として開園、その後1943年に官立に移管され「愛知第一師範学校女子部附属幼稚園」と改称。戦中の1944年には戦時保育所としての役割も果たし、1945年には名古屋大空襲によって全園舎が焼失しました。しかし、1946年には再び復活し、1949年に「愛知学芸大学附属幼稚園」と改名。1953年には現在の場所に移転し、1966年には愛知教育大学教育学部附属幼稚園と名を改めました。

1972年からは3年保育を開始し、1984年には園旗、1985年には園歌が制定され、学校としてのアイデンティティが強化されました。2004年には国立大学法人化に伴い、現在の名称「愛知教育大学附属幼稚園」に変更されました。

最後に

愛知教育大学附属幼稚園は、歴史と伝統を重んじながら、現代の教育ニーズに応じた保育と教育を提供する場所です。心身ともに健康な子どもを育成するための取り組みを継続し、地域社会に貢献する教育機関として、未来を担う子どもたちに大きな影響を与えています。

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