愛知新城大谷大学

愛知新城大谷大学の概要

愛知新城大谷大学（あいちしんしろおおたにだいがく）は、日本の愛知県新城市に位置していた私立大学です。2004年に設立され、社会福祉学部を中心に教育を提供しました。大学は2013年に廃止され、その後のキャンパスは穂の香看護専門学校として新たな利用が始まりました。

概要と歴史

愛知新城大谷大学は、真宗大谷派に関連する学校として位置付けられていました。大学の設立は2004年で、公設民営方式に基づいて4年制の大学として開校しました。開校当初は、社会福祉学部内に社会福祉学科とその中の人間福祉専攻、福祉心理専攻が設けられました。また、同時に愛知新城大谷短期大学も改組され、短期大学部としての役割を担いました。

2009年には、学生の募集を2010年度から停止する方針が発表されました。このことは、大学の将来に大きな影響を及ぼすこととなります。その後、2013年の3月15日に最後の卒業生11名を送り出し、正式に閉学の道を歩みました。閉学にあたっては、文部省からの廃止認可が下りることとなりました。

学部と学科の紹介

愛知新城大谷大学には以下の学部および学科が存在しました。

• - 社会福祉学部

- 社会福祉学科
- 人間福祉専攻
- 福祉心理専攻

• - 短期大学部

- 介護福祉学科

社会福祉に特化した教育課程が組まれており、地域社会への福祉の向上を目指したカリキュラムが提供されていました。特に、社会福祉学科では、実践的な学びを重視し、現場での経験をも大事にしています。これにより、多くの卒業生が福祉の分野で活躍する人材として育っていきました。

教職員の紹介

初代学長には中久郎氏が就任し、その後も多様な教育活動を推進しました。また、広岡達朗氏は特任教授として在籍し、教育の質の向上に寄与しました。これらの教職員たちは、大学が持つ教育理念の実現に向け、多くの努力を重ねてきました。

大学へのアクセス

愛知新城大谷大学へのアクセスは、JR飯田線の三河東郷駅からが便利で、駅からはバスが運行されています。豊鉄バスの「新城大谷大学」停留所や、新城市のSバスの「新城大谷大学正門」バス停からもアクセス可能でした。これにより、多くの学生や地域住民が大学を訪れる機会が提供されていました。

系属校と地域貢献

愛知新城大谷大学には名古屋大谷高等学校や豊田大谷高等学校といった関連校も存在し、これら校との連携を通じて教育活動が展開されていました。大学が位置していた新城市では、地域貢献も積極的に行われており、福祉関連のプログラムや活動が地域社会との接点となっていました。

結論

愛知新城大谷大学は、愛知県内での福祉教育の拠点として重要な役割を果たしていましたが、残念ながらわずか10年という短い期間での閉校となりました。その跡地には穂の香看護専門学校が設立され、引き続き地域に貢献する教育機関としての役割を担っています。

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