愛知県道246号刈谷大府線
愛知県道246号刈谷大府線は、
愛知県刈谷市から
大府市へと至る重要な一般県道です。
概要
かつて、刈谷と大府を直接結ぶ道が存在しなかった時代、
1906年(
明治39年)に刈谷町(現在の
刈谷市)から
知多郡大府村(現在の
大府市)を結ぶ郡道の開設申請が出されました。その後、
1913年(
大正2年)には県道大府刈谷線として、境川・逢妻川を渡る3ヶ所の橋と共に認可され、
道路の整備が進められました。
1934年(
昭和9年)3月には、境川に架かる境橋、逢妻川に架かる刈谷橋、そして亀城橋(橋名板は失われていましたが、
刈谷市総合文化センターの広報資料にその存在が記されています)が竣工し、刈谷から大府を結ぶ道がついに開通しました。
近年、交通量の増加に対応するためバイパス整備が進められ、
2014年(平成26年)11月15日には、熊野町6丁目から森岡工業団地南交差点までを結ぶ刈谷境橋(256メートル)と五ケ村橋(37メートル)を含む
バイパス道路が開通しました。これに伴い、
刈谷市熊野町6丁目交差点から
大府市朝日町六丁目交差点までの石ヶ瀬川左岸を通る旧路線は通行止めとなりました。これは、橋の幅員の狭さや老朽化、河川整備などが理由であり、境橋・刈谷橋は撤去されることになりました。
路線データ
起点:愛知県刈谷市寺横町
終点:
愛知県大府市若草町三丁目
通過する自治体:愛知県刈谷市、知多郡東浦町、大府市
愛知県道48号岡崎刈谷線(寺横町交差点)
愛知県道50号名古屋碧南線(師崎街道)(朝日町6交差点・若草町3丁目交差点間で重複)
国道155号・
国道366号(師崎街道)(中央町7丁目交差点・若草町3交差点間で重複)
周辺情報
沿線には、以下の施設があります。
刈谷市体育館
刈谷市清掃センター
東部知多浄化センター
参考文献
刈谷町誌編纂会『刈谷町誌』刈谷町、1932年。
刈谷市史編さん編集委員会『刈谷市史』刈谷市
刈谷市史編さん編集委員会『
刈谷市史 第三巻 近代』1993年。
刈谷市史編さん編集委員会『刈谷市史 第七巻 資料(近代)』1991年。
関連項目
愛知県の県道一覧