愛知郡広域行政組合

愛知郡広域行政組合：地域を支えた共同体

愛知郡広域行政組合は、滋賀県東近江市と愛知郡愛荘町という1市1町が、特定の目的を達成するために共同で設立した一部事務組合です。この組合は、それぞれの自治体が単独では対応が難しい行政サービスを提供するために、資源と能力を結集する役割を果たしてきました。

主な事務内容

愛知郡広域行政組合は、多岐にわたる分野で地域住民の生活を支える事業を展開してきました。

水道に関する事務: 安全で安定した水の供給は、住民の健康と生活を支える基盤です。
ごみ処理施設の設置及び管理運営: 環境保全と住民の生活環境を守るために、ごみ処理施設の適切な管理運営は不可欠です（愛荘町内のみ）。

過去の事務

かつては、以下の事務も担当していました。

消防に関する事務: 火災や災害から住民を守る消防活動は、安全な地域社会の実現に不可欠です。
ごみ処理施設（最終処分場）の設置及び管理運営: ごみの最終処分場の適切な管理は、環境汚染を防ぎ、将来の世代への負担を軽減するために重要です。
火葬場の設置及び管理運営: 葬儀に関するサービスの提供は、住民の生活を支える上で重要な役割を果たします。
休日急病診療に関する事務: 休日や夜間における急な病気やけがに対応する医療体制は、住民の安心感を高めます。

消防本部

概要

消防本部所在地：滋賀県東近江市小八木町16
管内面積：105.40km2
職員定数：61人
消防署：1カ所

主力機械（2007年4月1日現在）

普通消防ポンプ自動車：3
水槽付消防ポンプ自動車：1
はしご付消防自動車：1
救急自動車：3
指揮車：1
救助工作車：1
小型動力ポンプ：1
広報車：2
その他車両：1

沿革

愛知郡広域行政組合は、地域のニーズに応じて組織と機能を変化させてきました。

1970年4月 – 愛知郡4町（愛東町、湖東町、秦荘町、愛知川町）で構成する愛知郡消防組合が発足。
1975年4月 – 愛知郡広域行政組合発足により、愛知郡広域行政組合消防本部に名称変更。
2005年1月 – 愛知郡広域行政組合消防庁舎が竣工。
2012年10月 - 消防広域化により東近江行政組合消防本部に管内の消防業務を移管し、消防本部を廃止。消防業務は東近江行政組合消防本部へ移管されました。

まとめ

愛知郡広域行政組合は、設立当初から地域住民の生活を支えるために、様々な行政サービスを提供してきました。消防業務の移管など、時代の変化に合わせてその役割を変化させつつも、地域社会の発展に貢献してきた重要な組織です。

参考文献

愛知郡広域行政組合ホームページ
滋賀県消防防災年報（平成19年版）

関連項目

東近江市
愛荘町

外部リンク

愛知郡広域行政組合

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