慶山真弓

慶山 真弓

慶山 真弓（よしやま まゆみ）氏は、1976年7月4日に兵庫県で生まれた、日本の元女子バスケットボール選手です。身長183cmという恵まれた体格を活かし、コート上でセンターとして活躍しました。現役引退は2009年。

バスケットボール選手としてのキャリア

甲子園学院高校を卒業後、シャンソン化粧品に入社し、同社のバスケットボール部に入団しました。シャンソン化粧品は当時、日本の女子バスケットボール界を代表する強豪であり、慶山氏はチームの主力選手として、その「黄金時代」を築く上で重要な役割を果たしました。ゴール下での強力なプレイやリバウンドでの貢献により、チームの勝利に大きく寄与しました。

シャンソンでの活躍が認められ、日本代表にも選出されます。1998年には世界選手権およびアジア大会に出場。特に同年のアジア大会では、チームが金メダルを獲得するという輝かしい成績を収め、その中心メンバーの一人として貢献しました。翌1999年のアジア選手権にも参加するなど、国際舞台でも存在感を示しました。

2003年には、活動の場をアイシン・エィ・ダブリュへと移籍し、アイシン ウィングスに加入。当時のアイシン ウィングスはWIリーグに所属していましたが、慶山氏は移籍後も中心選手として活躍し、チームを支えました。彼女の加入と貢献もあり、アイシン ウィングスは2006年に国内女子バスケットボールのトップリーグであるWリーグへの昇格を果たしました。

引退後のキャリア

2009年のシーズンを最後に、慶山氏は長きにわたる現役生活から引退しました。コートを離れた後は、すぐにバスケットボール界から離れることなく、アイシン・エィ・ダブリュの人材育成部に所属しました。そこでは、新入社員への教育プログラムの実施や、将来のリーダーを育成するための研修など、多岐にわたる教育・研修業務に携わりました。選手時代に培ったチームワークやリーダーシップ、目標達成への意識といった経験が、この新たな分野でも活かされたと考えられます。

そして、2022年には新たな挑戦として、パーソナルトレーニングジムを開業しました。自身の選手としての経験や、引退後に培った多様なスキルを活かし、人々の健康づくりや目標達成をサポートする活動を行っています。これは、バスケットボール選手としてフィジカルを鍛え、目標に向かって努力することの重要性を体感してきた彼女にとって、非常に自然なキャリアの展開と言えるでしょう。現在は、このジムの運営を通じて、多くの人々に健康やウェルネスを提供しています。

慶山真弓氏は、選手として国内トップリーグや国際大会で輝かしい実績を残すだけでなく、引退後も人材育成や実業家として活躍するなど、多様なキャリアを築いています。その歩みは、多くの人々に影響を与えています。

主な経歴
甲子園学院高校
シャンソン化粧品（1995年 - 2003年）
アイシン・エィ・ダブリュ（2003年 - 2009年）

日本代表歴
1998年 世界選手権
1998年 アジア大会（金メダル）
1999年 アジア選手権

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