慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ（Wagner Society Orchestra）は、1901年（明治34年）に創設された、日本初となる音楽学部以外の学生によって組織されたアマチュアオーケストラです。その名称は、ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーに由来しており、彼の音楽における革新性や、既存の枠にとらわれない自由な発想、そして常に新しいものへ挑戦する開拓者精神を理想として掲げています。

2021年時点での部員数は約165名。慶應義塾大学の入学式での演奏を担当するほか、毎年夏には横浜市青葉区のフィリアホールからの依頼を受けて演奏会を開催していましたが、2020年度以降は開催されていません。また、2017年には人気音楽デュオ「ゆず」のライブで共演し、2018年には日本テレビの大型チャリティー番組『24時間テレビ』にて、著名な作曲家・指揮者である久石譲氏の指揮のもと演奏を行うなど、アマチュアオーケストラとしては非常に幅広い演奏実績を誇ります。

2021年度からは、川本貢司氏が常任指揮者に就任し、楽団の更なる発展を目指しています。

コンサート活動

定期演奏会

年3回、サントリーホール、東京芸術劇場、ミューザ川崎シンフォニーホールといった著名なコンサートホールを会場として定期演奏会を開催しています。これらの演奏会では、クラシック音楽の定番から現代音楽まで幅広いレパートリーを演奏しています。

演奏旅行

国内外への演奏旅行も積極的に行っています。国内演奏旅行は2年おきに、そして海外演奏旅行も同様に2年おきに交互に実施しています。特に海外演奏旅行は1978年から継続されており、ヨーロッパ各地の主要な都市でコンサートを開催し、国際的な音楽交流にも貢献しています。

関連事項

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団：同じく慶應義塾に所属する男声合唱団で、ワグネル・ソサィエティー・オーケストラとは兄弟団体のような関係です。
早稲田大学交響楽団：早稲田大学に所属する学生オーケストラで、日本の学生オーケストラ界を代表する団体の一つです。
京都大学交響楽団：京都大学に所属する学生オーケストラで、こちらも歴史のある学生オーケストラとして知られています。

外部リンク

公式サイト　(公式サイトへのリンクは、実際のURLに置き換えてください)

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