慶應義塾大学総合医科学研究センター

慶應義塾大学総合医科学研究センターは、慶應義塾大学医学部の附置研究所として、高度な生命科学研究の成果を社会に広く還元することを目的に設立されました。設立以来、幹細胞研究や代謝研究を中核として、教育研究拠点としての高度化を進めており、産学連携プロジェクトや国家プロジェクトも積極的に推進しています。研究施設は、慶應義塾大学信濃町キャンパス内に位置しています。

沿革

2001年3月 - 慶應義塾大学信濃町キャンパスに総合医科学研究棟が竣工。
2001年10月 - 総合医科学研究センターが設立。
2003年4月 - ハイテク・リサーチ・センター整備事業「再生医学・治療研究開発センタープロジェクト」が開始。
2003年9月 - 文部科学省21世紀COEプログラム「幹細胞医学と免疫学の基礎・臨床一体型拠点」事業が開始（2008年3月終了）。
2007年6月 - 文部科学省グローバルCOEプログラム「In Vivoヒト代謝システム生物学拠点」事業が開始（2012年3月終了）。
2008年6月 - 文部科学省グローバルCOEプログラム「幹細胞医学のための教育研究拠点」事業が開始（2013年3月終了）。
2008年7月 - ポストドクター・キャリア開発事業「PhD躍動メディカルサイエンス人材養成」事業（MEBIOSプログラム）が開始（2013年3月終了）。
2008年7月 - テニュアトラック普及・定着事業「『細胞と代謝』の基盤研究を担う若手育成」事業（咸臨丸プロジェクト）が開始（2013年3月終了）。
2012年3月 - 「高細精医療イノベーション拠点」が整備され、国際科学イノベーション拠点整備事業が開始（2014年3月終了）。
2013年4月 - 慶應義塾ヘルスケア産業プラットフォーム（K-PHI）が設立。
2013年11月 - COI-T「健康長寿の世界標準を創出するシステム医学・医療拠点」事業が採択。

歴代所長

初代: 池田康夫（2001年～2005年）
第2代: 須田年生（2005年～2009年）
第3代: 松尾光一（2009年～現在）

リサーチパーク

総合医科学研究センター内には、リサーチパークというレンタルスペースが設けられています。このスペースは、特定の研究プロジェクトを遂行するために必要な研究環境を提供することを目的としており、原則として3年間の利用が可能です。産学連携プロジェクト、国家プロジェクト、優秀な若手研究者の独立スペース、基礎研究と臨床研究の融合チームなど、多様な研究チームが入れ替わりで利用しており、研究活動を支援しています。

アクセス

所在地：〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地 慶應義塾大学信濃町キャンパス 総合医科学研究棟
交通手段：「信濃町駅」（JR総武線）から徒歩1分、「国立競技場駅」（都営地下鉄大江戸線）から徒歩5分

関連項目

慶應義塾大学病院
慶應義塾大学大学院医学研究科・医学部
岡野栄之
八代嘉美

外部リンク

* 慶應義塾大学医学部・大学院医学研究科付属 総合医科学研究センター

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