国立競技場駅

国立競技場駅について

国立競技場駅は、東京都新宿区霞ヶ丘町にある東京都交通局（都営地下鉄）大江戸線の駅です。駅番号はE25で、「東京体育館前」という副名称が設定されています。駅の所在地は新宿区と渋谷区の境界にありますが、駅の構内や出入口は新宿区側と渋谷区側に分かれています。新宿区内の鉄道駅としては、最も南に位置する駅です。

歴史

国立競技場駅は、2000年4月20日に大江戸線の新宿駅～当駅間延伸に伴い開業しました。開業時の仮称は「国立競技場前」でしたが、正式な駅名では「前」が取り除かれました。
同年12月12日には、大江戸線全線が開業し、当駅は中間駅となりました。同時に、当駅を終着とする電車はなくなりました。
2002年11月2日には、汐留駅が開業し、同駅始発・終着の電車が新設されたため、当駅始発の電車はなくなりました。
2007年3月18日には、ICカード「PASMO」が利用できるようになりました。
2021年7月16日～9月30日の間、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴い、副名称が「オリンピックスタジアム・東京体育館」となり、特別接近メロディが使用されました。

駅構造

国立競技場駅は、島式ホーム1面2線を有する地下駅です。駅の壁面には、中国・周王朝時代の金石文10文字がタイルで装飾されており、「投・打」「歩・走」「揚・泳」「跳・蹴」「射・飛」のペアで表現されています。
A1出口と改札口を結ぶ通路や、コンコースとホームを結ぶ階段には、駅周辺の名所の写真パネルが設置されています。
A2出口と国立競技場方面改札口の間にあるコンコースは、国立競技場や明治神宮野球場などへの来場者の混雑緩和のため、広く確保されています。コンコース付近の壁には、これらの施設から主要駅までの運賃が分かりやすく表示された路線別地下鉄運賃表が掲示されています。
2018年から2020年にかけて、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、ホーム階-改札階・改札階-地上階にエレベーターが2基増設されました。

のりば

1番線と2番線があり、都庁前・光が丘方面と、大門・両国方面の電車が発着します。代々木寄りには、非常用の片渡り線が設けられています。環状部が当駅まで先行開業していた当時は1番線のみが使用され、電車はこの渡り線で折り返していました。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は10,424人（乗車人員：5,228人、降車人員：5,196人）です。2013年度までは、大江戸線の駅で2番目に利用客が少なかったのですが、国立霞ヶ丘競技場陸上競技場の建て替えによる閉鎖の影響で、2014年度には大江戸線内で最も利用客の少ない駅となりました。2020年度と2021年度には、東京メトロで最も利用客の少ない西ケ原駅よりも利用客が少なく、東京の地下鉄で最も利用客の少ない駅となりました。しかし、2022年度には乗降客数が増加し、豊島園駅よりも乗降客数が多くなっています。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

千駄ケ谷駅（乗換駅ではない）
新宿御苑
首都高速4号新宿線 外苑出入口
明治神宮外苑
国立競技場
日本スポーツ振興センター本部
明治神宮野球場
秩父宮ラグビー場
明治神宮外苑軟式グラウンド
東京体育館
聖徳記念絵画館
スケート場（旧・屋内プール）
三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア
鳩森八幡神社
将棋会館
日本将棋連盟 東京本部
東京勤労者医療会代々木病院
国立能楽堂
日本青年館
渋谷千駄ケ谷郵便局
明治公園
明治記念館
セコムホームライフ 本社
津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパス
慶應義塾大学 信濃町キャンパス・慶應義塾大学病院
新宿区立四谷第六小学校・幼稚園

バス路線

駅周辺には、都営バスやコミュニティバスの停留所があり、各方面へのアクセスが可能です。

その他

国立代々木競技場は、当駅ではなく原宿駅と明治神宮前駅が最寄り駅であるため、駅構内には霞ヶ丘競技場との間違い防止のための看板が設置されています。

隣の駅

都営大江戸線では、[青山一丁目駅]と[代々木駅]に挟まれています。

脚注

東京都統計年鑑
東京都交通局 各駅乗降人員

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

国立競技場駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局

もう一度検索