我ら釣キング

『我ら釣キング』は、福岡放送を制作局として日本テレビ系列局ほかで放送されていた釣り番組です。2002年4月7日から2009年3月29日まで、毎週日曜日の朝6時から6時30分までの30分間、全364回にわたり放送されました。

番組の主な舞台は九州各地。下関市出身のタレントで、流暢な博多弁を操る安田栗之助と、九州の釣り業界で著名な存在である下村要一の2人が、様々な魚種を求めて釣りに挑む様子が放送されました。2人の個性的なキャラクターと、九州の豊かな自然を背景にした釣りの模様が、視聴者を引きつけました。

番組の企画・制作は、九州地方を主な販売エリアとする釣り情報誌『釣ファン』を発行するケイエス企画が中心となって担っていました。雑誌とテレビ番組というメディアの特性を活かし、相互に連携することで、より幅広い層へのアプローチを目指していました。釣りファンにとっては、雑誌と番組の両方を楽しむことで、より深く釣りに関する情報を得られるというメリットがありました。

また、番組は地元九州の釣り関連企業からのスポンサーシップによって支えられていました。福岡放送を始めとする放送局では、これらの企業からの支援が番組の継続を可能にしていました。地域に根ざした企業が、地域の釣り文化を盛り上げるという構図は、番組の魅力の一つとなっていました。

番組に出演していたのは、安田栗之助と下村要一の2人。ナレーターは田尻敏明が務めていました。それぞれの個性的なキャラクターが、番組を彩っていました。

『我ら釣キング』は、単なる釣り番組としてだけでなく、九州の自然や文化、そして釣りを通じた人々の交流を描いた番組として、多くの視聴者に愛されました。番組終了後も、その人気は衰えることなく、多くの釣りファンにとって思い出深い番組として語り継がれています。

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