我人祥太

我人祥太について

我人祥太（がじん しょうた）は、1983年10月29日に東京都で生まれた元ピン芸人であり、現在は脚本家や放送作家として活動しています。身長177cm、体重61kgの彼は、ワタナベエンターテインメントに所属していました。

学歴と初期の活動

ワタナベコメディスクールの一期生として学び、活動を始めました。以前は「チャランボ」としていとまんとのコンビを組んでいましたが、その後フリーで活動した後、ワタナベエンターテインメントに加わりました。彼の芸名は本名に「臥薪嘗胆」という四字熟語を引用し、特別な意味を持つものとなっています。

芸人としての軌跡

愛読書として太宰治の『人間失格』を挙げており、なんと50回以上も読み返すほどのファンであると語っています。この本にインスパイアされたネタも多く、彼の感性に大きな影響を与えています。

2010年にはR-1ぐらんぷりに初めて決勝に進出し、「憂」というネタを披露しました。その結果は8位というものでしたが、板尾創路からは高得点をもらったものの、審査員のうち5人からは最低得点を与えられました。

2011年11月にはピン芸人としての活動を終了し、これからはコンビやトリオを組む方向性を表明しました。彼が行った単独ライブはチケットが完売し、終了後はファンとの交流のため長い行列ができる賑わいを見せました。

脚本家としての成長

2013年2月からはコントや番組の放送作家として独自の道を歩み始めました。さらに、ソニー・ミュージックアーティスツで講師を務めるなど、次世代を育成する役割も担っています。2014年には結婚し、現在は二児の父として家庭を持っています。2018年にはフジテレビのドラマ『僕らは奇跡でできている』のチェインストーリーを手掛けるなど、脚本家としても活躍の幅を広げています。

芸風と評価

我人のネタには「憂」や「戸籍の真実」、「マニフェスト発表」など、独特なテーマが多く存在します。特に「憂」をテーマにしたフリップ芸では、ショートコントの中で憂鬱な雰囲気を演出し、観客の心に残る印象を与えています。このスタイルを「エンタの神様」で披露した際には大きな反響を得ました。

彼の芸風は決して万人受けするものではなく、年齢層によって受け止められ方が異なるといった評価もあったようです。R-1ぐらんぷりの戦歴では、2009年には2回戦で敗退、2011年には準決勝まで進出しましたが、初出場の2010年では8位と一躍脚光を浴びることになりました。特に爆笑オンエアバトルでは、チャンピオン大会にも進出し、視聴者の記憶に残る存在として君臨しました。

その他の活動

我人はユニット「レモねぇーど」として脳みそ夫と活動をしていましたが、2012年10月には活動を一時凍結しています。独自の表現方法と豊かな創造性を持つ彼は、これからも様々な形で私たちに楽しさを提供してくれることでしょう。

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