戦国無双 Chronicle

戦国無双 Chronicle

『戦国無双 Chronicle』は、2011年2月26日にコーエーテクモゲームスがリリースしたニンテンドー3DS専用アクションゲームです。この作品は戦国無双シリーズに属しており、プレイヤーは主人公となって、河越夜戦から大坂夏の陣にかけての日本の戦国時代を舞台に、数々の戦闘を経験します。

ゲームの概要

本作の特徴的な点は、プレイヤーが主人公を含む最大4名の武将を操作でき、戦場の状況に応じてリアルタイムで戦略を変更できることです。タッチパネルを使用して武将を自在に切り替えたり、移動先を指示することで、勝利を目指すという要素が追加されています。この手法は、無双演武と呼ばれ、戦国無双3での戦国史モードに似ています。3DSのローンチタイトルとしては非常に大きなデータサイズを誇り、2ギガバイトのROMが使用されています。

ゲームのシステムとキャラクターは、先代タイトル『戦国無双3』やその拡張版『戦国無双3 猛将伝』をベースにしていますが、携帯品や撃破効果は排除されている点が特徴です。また、本作では無双演武の後に模擬演武が存在しないものの、一度クリアしたシナリオを何度もプレイできる点がプレイヤーに喜ばれています。戦闘中のセリフ表示も最大2行までとされ、より豊かな演出が行われています。

通信機能としては、すれちがい通信といつの間に通信に対応しています。すれちがい通信では、他のプレイヤーと武将や陣形を選び合戦を行うことができ、相手から配信された武器を獲得できるシステムが設けられています。一方、いつの間に通信では、週刊「天下統一」というニュースが配信され、外伝シナリオも提供されていました。

戦技とキャラクター

本作では、各武将が特殊能力を持ち、無双ゲージを回復する「果敢」や一時的にステータスを向上させる戦技など、多様な戦技が用意されています。戦技は下画面の太陽（男性主人公）や月（女性主人公）アイコンをタッチすることで選択可能で、練技ゲージを消費して使用します。また、特定の武将同士の組み合わせによって発動できる協力戦技も存在します。

また、本作の主人公はオリジナルキャラクターであり、プレイ開始時に性別選択や名前入力が可能です。ストーリーが進むにつれカスタマイズができ、武将との親密度を上げることで、その武将と同じ武器を使用できるようになります。これに加え、『戦国無双3 猛将伝』までに登場した40人の無双武将やモブキャラクターも登場し、新たに録音されたボイスが収録されています。

ストーリー

ストーリーは複数の章から構成されており、主人公が各地の合戦を経ながら自らの目的を見出していきます。第一章では全国各地を転戦し、第二章では織田信長に従って天下統一を目指す展開が描かれます。第三章では羽柴秀吉に仕官しながらの天下統一に挑み、最終章では秀吉の影響を受けた者たちと共に乱世の終結を図ります。また、外伝的な内容も含まれ、未公開の戦いに関するエピソードが楽しめる仕組みとなっています。

このように、戦国無双 Chronicleは戦国時代を舞台にした深い物語と、リアルタイムでの戦略的な戦闘が魅力の作品です。

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