戦律のストラタス

戦律のストラタス

『戦律のストラタス』は、コナミデジタルエンタテインメントが2011年10月27日にPlayStation Portable向けにリリースしたアクションアドベンチャーゲームです。このゲームは、監督・脚本を河野一二三が務めるオリジナル作品であり、プレイヤーは地球に襲来してきた「ミーム」と呼ばれる情報生命体との戦いに挑むことになります。

ゲームのストーリーと目的

ゲームの主人公は九断征四郎です。彼は帝特六機という戦闘部隊の一員で、仲間と共に市街地や基地内を探索しながら、敵を撃退し、貴重な情報を収集します。最終的な目標は、敵の巨大な兵器「特異点」を攻略することです。ストーリーは全9話にわたって展開され、各話はオープニング、本編、エンディング、次回予告といった構成になっています。アニメーション的な演出がなされ、緊迫感ある戦闘と感動的なストーリーが体験できます。

ゲームシステム

『戦律のストラタス』は、ストーリーの進行に応じて「防衛モード」と「殲滅モード」の二つの主要なゲームモードに分かれています。防衛モードでは、プレイヤーはアクションステージで情報を集めつつ、様々な敵や中ボスと戦います。このモードでは最大で3人の仲間を連れて行き、その特性を駆使して有利に戦闘を進めます。

防衛モードの詳細

防衛モードでは、プレイヤーは市街地を探検し、敵「子体」を倒して情報を収集します。市民や軍人から得られる情報は、上申書という形で集約されます。この上申書は、次の戦闘モードに進むための重要な要素です。戦闘においては、小攻撃と大攻撃を駆使し、敵を攻撃することで「テンションゲージ」が上昇します。ゲージが満タンになることで必殺技を放つことができます。また、仲間が待機している間は健康を回復するため、戦略的に仲間の使い方を考えることが求められます。

殲滅モードの概要

防衛モードで得た情報を基に作成した上申書が承認されると、次は殲滅モードに進むことができます。このモードでは、主人公が戦術殻「アラバキ」に搭乗し、ボス「特異点」との戦闘を行います。ここでは、敵の弱点を攻撃するチャンスを見極め、作戦に基づいて行動する必要があります。

このモードでは「ドーピングテンションゲージ」が導入されており、段階を上げることで戦術殻の性能が向上しますが、溜め過ぎると敵に敗北してしまうため、計画的に使用することが必須です。さらに、プレイヤーは仲間をサポーターとして選べ、様々な恩恵を受けることが可能です。

勲功値と人口カウンター

ゲーム内では「勲功値」というシステムがあり、敵を倒したり市民を救助することで獲得できます。勲功値はアイテムや装備の購入に必要です。また、国民の総人口を示す「人口カウンター」が存在し、プレイヤーの行動によって数値が変化しますが、ストーリーの結末には影響しないシステムになっています。

登場人物

主人公の九断征四郎をはじめ、ヒロインの鷹乃巣禊、少尉の八神拓海など多彩なキャラクターが物語に深みを与えます。それぞれのキャラクターは、固有のバックストーリーや目的を持っており、感情的な展開が楽しめます。

ゲームはストーリー性やシステムの工夫に富んでおり、プレイヤーに深い体験を提供します。特異点を倒して世界を救うための戦いに挑むプレイヤーの信念や仲間との絆が、物語を一層魅力的にしています。

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