戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章：シリーズの謎と衝撃の結末

2015年4月11日に公開された『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章』は、モキュメンタリー形式で人気を博したホラーシリーズの第7作目です。前作『劇場版』から1年半後、ディレクターの工藤とアシスタントの市川は依然として行方不明。唯一生き残ったカメラマンの田代は、2人の行方を探るため、そしてシリーズ全体の謎を解き明かすべく悪戦苦闘します。

物語は、工藤と市川の失踪後、東京上空に巨大な人型物体が出現するところから始まります。これは、前作で確認された「鬼神兵」であり、その存在は世界的な衝撃を与えました。しかし、巨人の存在空間からは何の成分も検出されず、政府は人間への悪影響はないと判断。封鎖されていた地区は開放され、事態は静観されることになります。

巨人の出現と時を同じくして、ゴミ袋などで作られた謎の人形が出現。田代は、この人形と巨人の間に呪術的な関連性を疑い、ライブ配信サイト「TSTREAM」を利用して情報を発信し、視聴者からの情報提供を呼びかけます。

ある日、配信中に窓の外から気配を感じた田代は、部屋に戻るとナイフを持った男に襲われます。男は「江野」と名乗り、田代の過去を知っている様子で、「別の世界の田代の恩がある」と告げます。そして、江野は『FILE-01【口裂け女捕獲作戦】』で行方不明になっていた矢野を出現させ、田代に「夜が明けるまでに人間界ではやってはならない4つのミッションをクリアすれば、工藤と市川は戻ってくる」と告げます。

半信半疑ながらも、他に手段がない田代はミッションに挑みます。幾多の困難を乗り越え、ミッションをクリアした田代でしたが、手違いにより工藤と市川は身体と精神が入れ替わった状態で復活。工藤たちは両親を説得するため過去へワープしますが、今度は異界からの介入を受けます。世界崩壊の危機に瀕した工藤は、江野と共に異界の門を破壊し、世界を救うのです。

本作には、シリーズを通して登場するキャラクターに加え、多くの過去の作品からのキャラクターが登場します。シリーズの謎や伏線が回収され、シリーズ全体のストーリーに大きな区切りがつけられています。白石晃士監督をはじめとするスタッフ、そして個性豊かなキャスト陣の熱演により、シリーズ最終章にふさわしい、緊張感と衝撃に満ちた作品に仕上がっています。

主な登場人物:

工藤仁（大迫茂生）：行方不明のディレクター
市川実穂（久保山智夏）：行方不明のアシスタント
田代正嗣（白石晃士）：カメラマン
江野祥平（宇野祥平）：謎の男
矢野明（舘野豪）：過去の作品に登場した人物
その他、過去の作品に登場した多数のキャラクター

スタッフ:

監督・脚本・撮影・VFX：白石晃士
製作総指揮：原啓二郎
* その他、多数のスタッフ

『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章』は、シリーズファンのみならず、ホラー映画ファンにも必見の作品です。シリーズ全体の謎を解き明かし、衝撃的な展開と結末が待ち受けています。

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