所さんのおバカで行こう

『所さんのおバカで行こう』は、1995年4月5日から同年9月27日まで、TBS系列で放送された深夜バラエティ番組です。前番組『所さんのワーワーブーブー』の後継番組として、引き続き所ジョージが司会を務めました。制作は前番組同様、IVSテレビ制作が担当しています。

放送時間はTBSでは水曜0時40分から1時10分（火曜深夜）で、他の系列局でも深夜時間帯に放送されました。例えば、北海道放送では木曜0時30分から1時00分（水曜深夜）に放送されていました。

番組の構成は、前番組から大きく変わらず、毎回テーマを設定し、そのテーマに沿ったロケを敢行するというものでした。しかし、テーマの内容は、前番組の車中心から、音楽や遊びなど、所ジョージの趣味全般に拡大されました。

番組内では、アシスタントがテーマに関する豆知識を解説するコーナーも設けられました。アシスタントは、番組のフランクな雰囲気とは対照的に、キャスターのような落ち着いた雰囲気で解説を行っていました。所ジョージは、そのアシスタントの雰囲気を気づかいながら番組を進めていました。

番組タイトルにある「おバカ」にちなんで、番組のエンドクレジットでは、プロデューサーが「えらいひと」と表記されるなど、スタッフの役職がひらがなで表記される遊び心も取り入れられていました。また、初回放送のゲストには放送作家の高田文夫が招かれました。

番組のエピソードとしては、明石家さんまがゲスト出演した回で、所ジョージがさんまにプリムス・バラクーダをコーディネートした経緯が語られています。このエピソードは、所ジョージの車に対する深い知識と、親交のある芸能人との交流を示すものとして、番組ファンに印象深く記憶されています。

この番組は、前番組から続く所ジョージの個性を活かしつつ、幅広いテーマを扱うことで、視聴者に新たな楽しさを提供しました。深夜番組ならではのゆるい雰囲気と、所ジョージの独特なユーモアが魅力的な番組でした。番組は半年間の放送期間で終了しましたが、その後の所ジョージのバラエティ番組に繋がる要素が多く含まれていたと言えるでしょう。

番組の放送期間は短いものの、所ジョージのパーソナリティや趣味を深く掘り下げ、視聴者に親しまれた番組として、今もなお語り継がれています。深夜帯の自由な雰囲気の中で、所ジョージの魅力が存分に発揮された番組でした。

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