扉 (アルバム)

エレファントカシマシの14枚目のオリジナルアルバムとしてリリースされた『扉』は、前作からわずか8ヶ月という短い期間で届けられました。今作では、共同プロデューサーとして熊谷昭氏を迎え、新たな音楽的アプローチを試みています。

アルバム制作過程においては、著名な映画監督である是枝裕和氏が約3ヶ月にわたり密着。その模様はドキュメンタリー映画『扉の向こう』として公開され、アルバムのCD EXTRAには映画劇場予告編映像が収録されるなど、音楽と映像の融合が図られました。

収録曲は、宮本浩次氏が全曲の作詞・作曲を手掛け、エレファントカシマシが全曲の編曲を担当。

収録曲は以下の通りです。

1. 歴史
2. 化ケモノ青年
3. 地元の朝
4. 生きている証
5. 一万回目の旅のはじまり
6. ディンドン
7. 必ずつかまえろ
8. 星くずの中のジパング
9. イージー
10. 傷だらけの夜明け
11. パワー・イン・ザ・ワールド


収録曲のうち、「化ケモノ青年」と「生きている証」は32ndシングルとして先行リリースされており、アルバムへの期待感を高める役割を果たしました。「生きている証」はシングルのカップリング曲として収録されています。

『扉』は、エレファントカシマシの新たな挑戦と深化を示す作品であるとともに、是枝裕和監督のドキュメンタリー映画との連携を通じて、音楽作品の可能性を広げた作品としても評価されています。

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