抜萃男書院

抜萃男書院（Diocesan Boys' School）

概要

抜萃男書院（ばっすいだんしょいん、英語：Diocesan Boys' School、略称：DBS）は、香港・旺角に位置する私立の中高一貫教育機関です。1869年に設立され、香港で最も古い学校の一つとして知られています。各学年約200名の生徒が在籍しており、六年制の教育を提供しています。初級中学（中1から中3）は9クラス、高級中学（中4から中6）はIBクラスを除き6クラスに分かれています。

この学校は、香港中学文憑（DSE）や国際バカロレア（IB）などの大学入学資格試験で優秀な成績を収めることで知られており、数多くの合格者や成績優秀者を輩出しています。また、運動部活動（競泳や陸上競技など）や音楽分野でも活躍しており、香港市内大会から全国、世界レベルの大会まで、幅広い分野で良い成績を収めています。

沿革

開校初期

1860年、ビクトリア州司教区と極東女性教育振興協会（FES）が、英国国教会所属の女子校である曰字樓女館を設立しました。しかし、第二次アヘン戦争による反英感情の高まりから、学校は一旦閉鎖され、「ディオセサン女子学校」として再開されました。1868年には、チャールズ・リチャード・アルフォード司教が学校を直接監督するようになりました。

第二期

19世紀

1869年、アルフォード司教は学校に男子も受け入れ、孤児院とすることを発表しました。同年9月には「ディオセサンの家と孤児院」が設立され、性別や国籍を問わず児童を受け入れるようになりました。1878年には香港教育省から助成金制度の対象となり、学校の運営が安定しました。しかし、男子生徒と女子生徒の寄宿を巡り議論が起こり、1879年には女子生徒の寄宿生としての受け入れを中止しました。1891年には「ディオセサン学校および孤児院」と改称し、1892年には女子生徒が別の学校へ転校したことで、男子校となりました。

20世紀初頭

1902年、「抜萃男書院（ディオセサン男子校および孤児院）」と改名。1917年にはピアシー校長が引退し、フェザーストーン校長が就任しました。フェザーストーン校長は監督生制度、ハウス制度、スピーチデーなどを導入し、学校をボンハム・ロードからモンコクの丘に移しました。1937年、盧溝橋事件が起こると、抜萃男書院は中国国民党への支持を表明。1941年からの日本による香港占領期には、学校は日本軍の軍事病院に転用されました。

第二次大戦後

1946年3月、J. L. ヤングサイ氏らが学校を再開し、1947年にはグッドバン校長が復帰。1949年にはピアシー・チャレンジ・シールドの設立と共に、新しいハウス制度が導入されました。1950年代には、体育館、カーネギーホール、科学棟の建設が計画されました。1955年には、初めて香港出身の卒業生であるジョージ・ジムマーン牧師が校長に就任しました。ジムマーン牧師は、貧しい家庭の生徒を歓迎し、学校内での中国語の使用を支持するなどの改革を行いました。1961年にはジェームズ・ローコック氏が校長に就任し、学校はスポーツの盛んな時代を迎えました。1983年にはジャクランド・ライ氏が校長となり、学校はスポーツ、音楽、朗読、討論、演劇など課外活動が発展し、学校設備もコンピュータ化されました。

国際バカロレア（IB）

抜萃男書院は、香港における数少ない国際バカロレア認定校の一つです。2009年からIBディプロマコースを導入し、1年間の予備プログラムと2年間のディプロマプログラムで構成されています。各学年約65人の生徒が在籍しています。

教育内容

IBDPに則り、生徒は6つの教科グループから1科目ずつ選択します。提供科目は多岐にわたり、生徒の多様な興味や関心に対応しています。

実績

2018年には平均点41点で世界3位、2019年には平均点40.3点で世界8位となり、多くの満点獲得者を輩出しています。

キャンパス

（詳細なキャンパス情報については、入力情報から特定できませんでした。）

部活動

（具体的な部活動の内容については、入力情報から特定できませんでした。）

年間行事

（具体的な年間行事の内容については、入力情報から特定できませんでした。）

交通アクセス

（具体的な交通アクセス情報については、入力情報から特定できませんでした。）

脚注

（具体的な脚注情報については、入力情報から特定できませんでした。）


この文章は、提供された情報に基づいて記述されており、事実関係については可能な限り正確に記述するように努めました。

もう一度検索