抱きしめたい (トリビュート・アルバム)

『抱きしめたい』は、1988年4月6日に東芝EMI（当時）に所属していたアーティストたちによって制作された、ビートルズのトリビュート・アルバムです。CD、LP、カセットテープの3形態で発売されました。

概要

このアルバムは、松任谷由実や忌野清志郎といった豪華な面々が参加し、ビートルズの名曲をそれぞれの個性的な解釈でカバーした作品集です。ジャケットには、ビートルズの故郷であるイギリスを象徴するユニオンジャックが大きくデザインされています。

収録曲は全14曲。そのうち、チューリップによる「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」は、1976年にリリースされたカバーアルバム『すべて君たちのせいさ All Because Of You Guys』からの再録です。

VOW WOWの「ヘルター・スケルター」は、このアルバムへの参加後、アルバム『VIBe』の先行シングルとして改めてリリースされました。さらに、1989年にはイギリスでもシングルとして発売され、全英シングルチャートで最高77位を記録する成功を収めています。SHOW-YAによる「ブラックバード」は、1992年発売のベストアルバム『COMPLETE BEST "BACK FIRE"』に、オリジナルアルバム未収録のボーナストラックとして収録されました。

当時の東芝EMIの親会社であったEMIは、ビートルズのオリジナル音源の権利を所有していました。

東芝EMIは、このアルバムの他にも、1990年に『オール・ウィ・ニード・イズ・ラヴ〜愛こそはすべて〜』、1992年には本作と『オール・ウィ・ニード・イズ・ラヴ』からの選曲に新録音源（ムーンライダーズによる「ヤー・ブルース」）を加えた『ラブ・ミー・ドゥ』という、ビートルズのトリビュート・アルバムをリリースしています。

収録曲

収録曲順はオリジナル盤に準拠します（カッコ内はCDでの曲順）。

Side A

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7.

Side B

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参加ミュージシャン

参加ミュージシャンに関する詳細な情報は割愛します。

このアルバムは、日本の音楽シーンを代表するアーティストたちが、ビートルズへの愛と敬意を込めて制作した、聴きごたえのある作品です。ビートルズファンはもちろん、日本のロック・ポップスファンにとっても、貴重な一枚と言えるでしょう。

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