押江千衣子

押江千衣子は、1969年大阪府に生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科を修了した日本の画家・現代美術家です。彼女の作品は、植物を主なモチーフとし、オイルパステルを用いた独特の油彩技法によって描かれています。

作風と特徴

押江の作品は、身近な植物の生命力や繊細さを捉え、見る者に静かな感動を与える力強さを持っています。オイルパステルの温かみのある色彩と、筆致による質感の表現は、植物の持つ生命のエネルギーを鮮やかに映し出します。彼女の作品は、単なる植物の描写に留まらず、自然と人間との関わりや、生命の普遍的なテーマを問いかけているとも言えるでしょう。

主な活動と経歴

京都市立芸術大学大学院修了後、画家として精力的に活動を開始。個展やグループ展を通じて作品を発表し、高い評価を得てきました。また、京都嵯峨芸術大学造形学科芸術学部講師として、後進の育成にも力を注いでいます。彼女の指導は、学生たちに新たな視点や表現方法を学ぶ機会を提供し、現代美術の発展にも貢献しています。

作品収蔵

押江千衣子の作品は、国内外の著名な美術館や企業に収蔵されています。その一部を以下に紹介します。

群馬県立近代美術館
高松市美術館
大原美術館
美濃加茂市民ミュージアム
第一生命保険株式会社
ノースウエスト航空株式会社
浦和ロイヤルパインズホテル

これらの収蔵は、彼女の作品が持つ芸術性や普遍的な価値が広く認められている証と言えるでしょう。

画集

彼女の作品を集めた画集として、以下のものが出版されています。

『押江千衣子目をすます』、押江千衣子、求龍堂 、2003年

この画集は、彼女の初期から現在までの作品を網羅的に見ることができ、押江千衣子の世界観を深く理解するための貴重な資料となっています。

外部リンク

京都嵯峨芸術大学造形学科芸術学部 油画分野オフィシャルサイト 押江千衣子 研究室スタッフ紹介
西村画廊 押江千衣子
TAKAHASHI COLLECTION 押江千衣子 OSHIE Chieko
アートスケープ 押江千衣子《オアシス》──普通の自然に意識を向ける「大島賛都」

これらのリンク先では、押江千衣子の最新情報や作品画像、展覧会情報などを閲覧することができます。

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