拙い足跡

星田紫帆の2枚目のミニアルバム『拙い足跡』は、前作『終わらない願い』に続き、Bonnとの共同制作によって生まれました。本作は、Shiho名義以降、次作までの約3年近い期間を経てリリースされた作品としても注目されます。

アルバム全体を通して、日常の風景や感情の機微を繊細な言葉とメロディで表現しています。Bonnによる洗練されたアレンジメントが、星田紫帆の歌声をより一層引き立て、奥行きのあるサウンドスケープを作り上げています。

収録曲は以下の通りです。

1. 引き金
2. 白へ
3. 透明なかたち
4. 爪痕
5. サイレン
6. 扉
7. CALLING
8. 朝は願いを

全曲の作詞を星田紫帆が担当。ただし、「引き金」「白へ」「透明なかたち」「爪痕」「扉」はBonnとの共作となっています。編曲は全曲Bonnが手掛けています。

また、本作には以下のミュージシャンが参加しています。

Bonn - ギター、ベース、プログラミング (全曲)
大楠雄蔵（OOM・Sensation） - キーボード (4. 爪痕)
* 岡崎雪 - コーラス (4. 爪痕)

特に、大楠雄蔵と岡崎雪が参加した「爪痕」は、キーボードとコーラスが楽曲に深みを与え、聴きごたえのある一曲となっています。

『拙い足跡』は、星田紫帆のシンガーソングライターとしての才能と、Bonnの音楽プロデューサーとしての手腕が融合した、完成度の高い作品と言えるでしょう。日常に潜む感情の機微を繊細に表現した楽曲群は、聴く者の心に深く響き、長く愛される作品となるでしょう。

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