指扇駅

指扇駅の概要

指扇駅（さしおうぎえき）は、埼玉県さいたま市西区大字宝来に位置するJR東日本の川越線の駅です。駅は1940年7月22日に開業され、これまでに様々な変化を遂げてきました。開業当初から、駅の周辺は徐々に発展し、地域の交通の要所として重要な役割を担ってきました。

駅の歴史

指扇駅は、その開業以来、多くの歴史的な変遷を経ています。

• - 1961年2月1日には貨物の取り扱いを廃止し、1984年2月1日には荷物扱いが廃止されました。1985年には川越線の電化が進み埼京線との直通運転が始まり、1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。
• - 1996年3月に自動改札機が導入され、2001年11月にはICカード「Suica」が利用できるようになりました。2007年にはみどりの窓口が廃止され、指定席券売機が設置されました。
• - 2014年には駅舎が橋上化され、新しい北口が開設されました。この新駅舎にはエレベーターやエスカレーターが設置され、利用者の利便性が向上しました。

駅の構造

指扇駅は、相対式ホーム2面2線に対応した地上駅で、上下線の主本線だけが配線されています。大宮方面は一直線で住宅街を抜けており、川越方面は緩やかに交流しながら築堤を上り、すぐに荒川橋梁に至ります。駅は大宮駅が管理する業務委託駅で、指定席券売機やSuica対応の自動改札機が設置されています。

また、急用や事故などのために、早朝および日中の一部時間帯は改札係員が不在の時もあるため、サポートコールシステムが導入されています。

利用状況

2023年度の1日あたり平均乗車人員は9,367人で、駅周辺の環境や近隣の西大宮駅の影響を受けて、人の流れに変化が見られます。具体的には、西大宮駅開業以降、当駅からの利用客が減少しています。

駅周辺の環境

指扇駅の南口ロータリーは、埼玉県道57号さいたま鴻巣線に接しており、1993年には拡張整備が行われ、タクシーだけでなく路線バスも乗り入れが可能となりました。駅の北側には、秀明英光高等学校や埼玉県立大宮武蔵野高等学校が近く、特にラッシュ時には多くの学生が通う光景が見られます。

周辺地域には多くの商業施設が集まり、指扇地区の中心となっています。駅の西側には荒川があり、堤防の近くには田畑が広がっており、自然環境も魅力的です。

アクセス

指扇駅は、国道16号や各県道に近接しており、交通アクセスも便利です。バスの運行も行われており、北口からは東武バスウエストや地域コミュニティバスが運行されています。南口では西武バスが大宮駅西口や川越グリーンパーク方面に向けて運行しており、通勤・通学の利便性が高まっています。

このように指扇駅は、地域の交通の中核として、多くの人々に利用され続けています。

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