振付稼業air:man

振付稼業air:man

振付稼業air:man（ふりつけかぎょうエアーマン）は、日本における振付師のユニットの一つで、多岐に渡るパフォーマンスに振付を提供しています。CM、コンサート、ライブ、映画、PVなど、さまざまなメディアでの表現を手がけることで、その影響力を拡大しています。このユニットは、複数のメンバーが協力して振付を行うという点で、業界では初めての試みとされています。

メンバー紹介

このユニットの中心には、二人の主要メンバーが存在します。杉谷一隆は1972年生まれで、福岡県博多区が出身です。立命館大学で経済学を学んでいた彼は、大学時代に舞台の振付や演出を経験し、後に土屋太鳳にダンスを指導するなど、若手ダンサーへの影響を与える存在になりました。

一方、菊口真由美は1982年生まれで、9歳からタップダンスを始めた経歴を持っています。彼女もまた、若い才能に対して振付の指導を行い、広く認知されています。両者とも、土屋太鳳にダンスを教えたという共通点を持つことから、アーティストの成長をサポートする役割も担っています。

ユニットの歴史

振付稼業air:manは1996年に、その前身となる「演劇集団 air:man」を設立するところから始まります。最初のメンバーは杉谷やKOBAなど4名で構成されていました。彼らはダンスを通じて演劇の普及を目指して活動を開始。その後、2004年に現在のユニット名へと統一され、更なる発展を遂げます。

特筆すべきは、2008年に『UNIQLOCK』の振付を通じて、彼らが世界三大広告賞であるカンヌ国際広告祭、クリオ賞、One Showのグランプリを受賞したことです。この業績は、振付の新しい可能性を提示し、広く注目を集めました。

代表的な作品

振付稼業air:manが手がけた作品は多岐にわたります。たとえば、NHKの『おかあさんといっしょ』の『ぼよよん行進曲』や、ユニクロの『UNIQLOCK』などが有名です。また、選抜メンバーによるCM振付では、NTTドコモやP&Gなどの大手企業と連携しており、特に多くのヒット作を生み出しています。これには、木村カエラや中条あやみ、乃木坂46などの著名なアーティストが関与しています。

さらに、彼らは多くのミュージックビデオ振付でも知られており、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやAKB48、HKT48といったアーティストたちとのコラボレーションを通じて、その名前を確固たるものにしています。

現在の活動

最近では、演出や振付を手がける仕事が増え、特にNEWSのライブツアーでは長年にわたって振付を担当しており、ファンからの支持も厚いです。また、アニメーション振付にも進出し、『キラキラ☆プリキュアアラモード』や『HUGっと!プリキュア』などの作品に振付を提供しています。

振付稼業air:manはその多彩なアプローチをもって、今後もより大きな影響を与え続けることでしょう。

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