揖斐長良川水管橋

揖斐長良川水管橋の概要

揖斐長良川水管橋（いびながらがわすいかんきょう）は、三重県桑名市に架かる水管橋で、木曽川用水の一部として重要な役割を果たしています。この水管橋は、木曽川から取水された水を三重県に供給するための重要な施設で、その位置は東名阪自動車道の揖斐長良川橋の上流側に隣接しています。橋脚は複数の構造物に共通して使用されており、周辺の橋と連携しています。

橋の設計と構造

揖斐長良川水管橋の延長は約993.5メートルであり、その設計はランガートラス構造で構成されています。特に、農業用水や都市用水、工業用水など、多様な用途に対応するために複数の管が設置されています。具体的には、農業用水に対しては直径1,350mmの管が1連、都市用水や上水道には直径1,800mmの管が1連、工業用水にも同様のサイズの管が1連使用されています。

歴史と工事内容

この水管橋は1974年（昭和49年）に供用が開始されました。2005年（平成17年）からは耐震工事が行われ、2009年（平成21年）にはその工事が完了する予定でした。この耐震工事は架橋の安全性を確保し、地域におけるインフラの強化を図るための重要な施策として実施されてきました。

隣接する橋と水の流れ

揖斐長良川水管橋の上下流には、長良川や揖斐川の橋が位置し、地域の交通網を支えています。具体的には、上流側には東海大橋、長良川大橋などがあり、下流側には揖斐長良川橋や伊勢大橋があります。揖斐長良川水管橋から見ても、周辺の橋や水路は地域発展に寄与しています。

また、揖斐川水管橋という別の水管橋が下流約2キロメートルの地点にあり、これは北伊勢工業用水道専用の水管橋となっています。

まとめ

このように、揖斐長良川水管橋は地域の水供給システムに欠かせない構造物であり、その歴史や構造に関する理解は、その重要性をより深く認識するための手助けとなります。新たな耐震工事を通じて、安全性は高まっており、今後も地域のインフラとして機能し続けることでしょう。

もう一度検索