播州山崎花菖蒲園

播州山崎花菖蒲園

播州山崎花菖蒲園（ばんしゅうやまさきはなしょうぶえん）は、兵庫県宍粟市山崎町高所に位置する風情豊かな庭園です。この庭園は、1979年に開園し、地域の植物文化の普及と観光の促進を目的として設立されました。山の麓に広がるこの園では、自然の地形を巧みに活かし、約1000本の菖蒲と1200種類の花々が訪れる人々を迎え入れています。

園内には、花菖蒲の他にも石楠花やアジサイ、西洋水仙、コバノミツツジなど、多種多様な花が植えられており、訪れる季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。また、ひょうごっ子ココロンカードの指定施設にもなっており、地域の子どもたちにも親しまれています。

沿革

播州山崎花菖蒲園は、開園以来、地域の人々に愛されてきました。開園から25年後の2004年9月30日、経営母体であった関西テック（現:かんでんエンジニアリング）の統廃合に伴い、一時閉園することが決まっていましたが、山崎町の住民たちの熱心な要望により、2004年10月1日からNPO法人「花菖蒲とふるさとづくりの会」に事業が引き継がれました。

その後、2005年4月には再開園を果たし、地域の憩いの場として機能を続けることができました。しかし、2017年には再び休園し、その後も再開されないまま、遂に閉園となってしまいました。これにより、多くの愛好家や観光客が訪れたこの美しい庭園も幕を下ろすことになりました。

営業期間とアクセス

かつての播州山崎花菖蒲園は、通常4月の最終土曜日から7月の第一日曜日までの期間に営業していました。アクセスは、自動車では中国自動車道の山崎インターチェンジから約5分の距離にあり、公共交通機関では山崎バスターミナルが最寄りの停留所でした。訪れる人々にとって、利便性の高い立地でもありました。

最後に

播州山崎花菖蒲園はその美しい花々と自然の風景を楽しむ众多の観光者に愛されていましたが、休園を経て閉園したことは地域にとって非常に残念な出来事でした。今後もこの地の魅力が伝わり続けることを願っています。

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