放課後の性春

放課後の性春

『放課後の性春』は、オナニーマシーンとサンボマスターという異色の組み合わせによるスプリットアルバムです。2003年7月2日にSony Music Recordsから発売され、両者にとってメジャーデビュー作となりました。

解説

このアルバムは、1曲目から5曲目をオナニーマシーン、6曲目から10曲目をサンボマスターが担当しています。それぞれのバンドの個性が際立った楽曲が収録されており、聴きごたえのある一枚となっています。

CD帯には、銀杏BOYZの峯田和伸がコメントを寄せており、彼の言葉からもこのアルバムに対する期待の高さが伺えます。

収録曲

オナニーマシーン

1. めんどくせー (3:26)
2. ラブワゴン (6:39)
3. ボクはストーカー (3:24)
4. ソーシキ (5:51)
ミュージック・ビデオが制作され、サンボマスターや怒髪天など、多くのバンドが出演しています。
5. ポコチン (2:39)
「線路は続くよどこまでも」の替え歌として、ユーモア溢れる歌詞が特徴です。

サンボマスター

6. さよならベイビー (3:03)
次作には「アルバム・バージョン」が収録されています。
作詞・作曲：山口隆
7. 美しき人間の日々 (3:29)
メジャー1枚目のシングルとしてリメイクされ、サンボマスターの代表曲の一つとなりました。
10枚目のシングル「very special!!」には、「世界ロック選抜バージョン」として、2007年のライブ「世界ロック選抜」新宿コマ劇場公演で演奏された音源が収録されています。
作詞・作曲：山口隆
8. 手紙 (4:48)
2枚目のシングル「月に咲く花のようになるの」には、「キング オブ ソウル ミックス」と題したリミックス盤が収録されています。
7枚目のシングル「手紙」には、「手紙 〜来たるべき音楽として〜」として新録バージョンが収録されています。
作詞・作曲：サンボマスター
9. ふたり (4:51)
作詞・作曲：サンボマスター
10. そのぬくもりに用がある (5:11)
ミュージック・ビデオが制作されており、2003年6月に撮影されました。
撮影中には、ベースの近藤洋一が転倒し、骨にヒビが入るというアクシデントもありました。
メジャー1枚目のシングル「美しき人間の日々」のカップリングには、「スタジオライブバージョン」が収録されています。
* 作詞・作曲：山口隆

総評

『放課後の性春』は、オナニーマシーンとサンボマスターという、一見すると相容れないような2つのバンドが、それぞれの個性をぶつけ合い、化学反応を起こした作品と言えるでしょう。ユーモアと熱さが入り混じったこのアルバムは、聴く人を選ばない、幅広い層にアピールできる魅力を持っています。

それぞれのバンドのファンはもちろん、新しい音楽を求めるすべての人にオススメできる一枚です。

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