故郷未だ忘れ難く

「故郷未だ忘れ難く」は、日本のフォークバンド・海援隊が1970年代にリリースしたインディーズ3作目のシングルです。前作「母に捧げるバラード」から約4ヶ月後に発表されました。

このシングルのA面である「故郷未だ忘れ難く」は、同名アルバム『望郷篇』に収録されていたものとは異なるアレンジが施されており、シングル用に新たに録音されたバージョンとなっています。この楽曲は、メンバーが上京後に初めて制作したものであり、故郷を懐かしむ心情が込められた、郷愁を誘うメロディが印象的な作品です。作詞は武田鉄矢、作曲は中牟田俊男、編曲は小谷充が担当しています。

一方、B面には「風は春風」が収録されています。この楽曲は、アルバム『海援隊がゆく』からのリカットであり、リードボーカルを千葉和臣が務めています。作詞は海援隊、作曲は千葉和臣です。

2007年に発売されたエレックシングルボックスには、A面の「故郷未だ忘れ難く」のアルバム音源も収録されています。このシングルは、海援隊の初期の代表曲の一つであり、彼らの音楽性を知る上で重要な作品と言えるでしょう。

収録曲は以下の通りです。

1. 故郷未だ忘れ難く [3:40]
作詞：武田鉄矢
作曲：中牟田俊男
編曲：小谷充
2. 風は春風
作詞：海援隊
作曲：千葉和臣

これらの楽曲は、以下のアルバムにも収録されています。

12の風景 (#1)
航海誌 (#1)
海援隊EPILOGUE (#2)
海援隊 全曲集 (#1)
海援隊 (#1,2)
海援隊/贈る言葉 (#1)
全曲集 (#1)
BEST〜エレック・イヤーズ〜 (#1,2)
海援隊 全曲集 (#1)
* ベストアルバム (#1,2)

「故郷未だ忘れ難く」は、海援隊の初期の音楽性を代表する楽曲の一つであり、その後の彼らの活動にも大きな影響を与えました。また、郷愁をテーマにした歌詞は、多くの人々の共感を呼び、長く愛され続けています。

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