教材整備隊

教材整備隊について

教材整備隊（Air Training Aids Group）は、航空教育集団隷下の部隊として、浜松基地に所在しています。この部隊は、航空自衛隊における教育訓練に不可欠な各種教材の製作、複製、修理などを主な任務としています。

概要

教材整備隊は、航空自衛隊の教範をはじめ、各部隊での教育訓練に必要な教材類を製作しています。その業務範囲は、単に教材を作るだけでなく、既存の教材の複製や修理にも及びます。特筆すべきは、この部隊が全自衛隊の中で最大の規模と最高の能力を有している点です。航空自衛隊だけでなく、陸上自衛隊や海上自衛隊からの要請に応じて教材を製作することもあり、その活動は多岐にわたります。

沿革

教材整備隊の歴史は、1955年（昭和30年）に「臨時教材整備隊」として浜松基地で編成されたことに始まります。同年9月には「教材整備隊」へと改編され、その後の組織改正や拡張を経て、現在の体制に至っています。

1955年（昭和30年）3月1日：「臨時教材整備隊」が浜松基地で編成。
1955年（昭和30年）9月20日：臨時教材整備隊が教材整備隊に改編。
1968年（昭和43年）10月1日：部隊長官職名が「隊長」から「隊司令」へ改称。
1989年（平成元年）3月16日：航空教育集団新編に伴い、同集団隷下に編入。
2000年（平成12年）4月13日：新庁舎落成。

これらの変遷を通じて、教材整備隊は航空自衛隊の教育訓練における重要な役割を担い続けています。

部隊編成

教材整備隊は、以下の組織で構成されています。

隊本部
生産管理隊
工作隊
印刷隊
写真製図隊
補給班

これらの各隊が連携し、教材の製作から管理、配布までを円滑に行っています。

主要幹部

主要幹部は、部隊の運営と活動を指揮し、組織全体の円滑な運営を支える重要な役割を担っています。

まとめ

教材整備隊は、航空自衛隊の教育訓練を陰で支える重要な部隊であり、その活動は多岐にわたります。隊員の高度な技術と専門知識によって、質の高い教材が製作され、自衛隊全体の教育訓練の質を向上させることに貢献しています。教材整備隊の存在は、自衛隊の活動を支える上で不可欠であり、その重要性は今後も変わることはないでしょう。

外部リンク

教材整備隊（航空教育集団ウェブサイト）

もう一度検索