文星芸術大学附属中学校・高等学校

文星芸術大学附属中学校・高等学校

文星芸術大学附属中学校・高等学校（ぶんせいげいじゅつだいがくふぞくちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、栃木県宇都宮市睦町にあり、私立の中学校および高等学校です。この学校は中高一貫制が採用されており、最初は男子校としてスタートしましたが、中学校は男女共学であるため、2014年度から英進科で女子生徒が内部進学するようになりました。2018年度には、英進科において初めて女子の入試募集も行われ、現在では英進科のみ男女共学という形を持っています。

特徴

文星芸術大学の附属校であるこの学校は、旧校名を宇都宮学園高等学校とし、略称は「文星芸大付（附）」です。姉妹校には宇都宮文星短期大学や宇都宮文星女子高等学校があります。また、硬式野球部は全国大会において13回の出場を誇り、栃木県内で2位という実績を持っています。

教育理念

文星芸術大学附属中学校・高等学校は、「三敬精神」を教育の基本理念として掲げています。これは、「自己を敬い、他人を敬い、仕事を敬う」という考え方に基づき、心身ともに健康な日本人の育成を目指しています。さらに、自主的かつ自律的に行動できる人間を育てるために「ライオン主義」を採用し、全力を尽くして物事に取り組む姿勢を促進しています。

三敬精神

• - 自己を敬へ：自分を大切にし、尊厳を自覚する努力をし続ける。
• - 他人を敬え：他人を尊重し、社会のために奉仕する姿勢を養う。
• - 仕事を敬え：自分の役割を自覚し、学びの意欲を高めることを奨励する。

この校訓は、学園創設者の上野安紹が早稲田実業学校で学んだ「三敬主義」と強い関係があります。

ライオン主義

「獅子を捕らえる際には全力を、兎を捕らえる際にも全力を尽くす」という教えに基づき、事を行う際は常に全力を尽くすことが求められています。

学科構成

• - 英進科

- 1類：男女各20名
- 2類：男女各40名

• - 普通科

- 進学コース、総合コース（文理クラスおよびキャリアクラス）、美術デザインコース、総合ビジネス科

主な行事

学校の年間イベントには、4月の入学式、7月の体育大会、9月の修学旅行（沖縄）、10月の雄飛祭（学校祭）、3月の卒業式などがあります。

アクセス

JR宇都宮線の宇都宮駅からバスで15分、運賃は220円です。東武宇都宮線の東武宇都宮駅からは徒歩で40分の距離です。

沿革

文星芸術大学附属学校は、1911年に宇都宮実用英語簿記学校として創設され、その後宇都宮実業学校へと改称。1948年には新制高校として再スタートを切り、1950年に学校法人宇都宮学園へと組織変更されました。2003年には文星芸術大学附属高等学校と改称し、2005年に附属中学校が開校しました。その後、2011年に中学校が男女共学に変わり、2014年には附属高校に女子生徒が入学した実績もあります。

著名な卒業生

この学校からは多くの著名人が輩出されています。例えば、元プロ野球選手の古谷法夫やプロサッカー選手の小泉淳嗣などがいます。これらの卒業生たちは様々な分野で活躍しており、学校の誇りとなっています。

まとめ

文星芸術大学附属中学校・高等学校は、質の高い教育と多様な学びの環境を提供し、人間性を重視する教育を行っています。生徒は自己の成長を大切にしながら、社会に貢献できる力を育んでいます。

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