斎藤タカヤ

斎藤タカヤ（さいとう たかや、1972年 - ）は、日本の音楽シーンで多岐にわたる活動を展開するキーボーディスト、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、リミキサーです。東京都新宿に生まれ、幼少期から音楽に親しみ、クラシックピアノの基礎を築きました。

東京外国語大学フランス語学科に進学後は、音声言語学への関心を深める一方で、音楽への情熱を絶やすことなく、大学卒業後にはプロの音楽家としてのキャリアをスタートさせました。様々なバンドやセッション、レコーディングに参加する中で、特にキューバやプエルトリコなどカリブ海諸国の民族[[音楽]]やサルサといったラテン[[音楽]]に傾倒し、そのエキスパートとして広く認知されるようになりました。

2001年には、日本のキューバンコンテンポラリーサルサバンド「Grupo Chevere」にキーボーディストとして加入。バンドメンバーとしてキューバに4度渡航し、現地の音楽フェスに出演するなど、国際的な音楽交流を積極的に行いました。また、メキシコやニューヨークなどにも足を運び、各地のミュージシャンとの親交を深めました。

ジャンルを超えた活動も展開しており、劇団四季のミュージカル「ライオンキング」のオーケストラにはキーボード奏者として参加。村上”ポンタ”秀一が率いるジャズ/ファンクバンドにも加入し、ソウル系ボーカリストのバックバンドとしてライブを重ねました。2007年からは、「オルケスタ・デ・ラ・ルス」にピアニスト/コーラスとして参加し、その才能をさらに開花させました。

自身のユニットも積極的に展開しており、伊藤寛康(bs)とのduoユニット「Project Duo」では、2014年に1stアルバム「Project Duo」をリリース。奈奈カンタリーナ(vo)とのduoユニット「Dos Latidos」では、2016年に1stアルバム「Dos Latidos」を発表しました。2017年ごろからは、quasimodeの松岡”matzz”高廣(perc)と共にニュージャズ系ミクスチュアユニット「THE DOOOD」を主宰し、2019年には全曲オリジナルの1stアルバム「DOOODISM」をリリースしました。

近年は、プロデューサーとしての活動も本格化させており、2018年にはジャズシンガー田辺美輪のデビューアルバム「The Sky」をプロデュース（全曲アレンジ・演奏）。以降、作・編曲を中心としたプロデュースワークに力を注いでいます。

ディスコグラフィ

Project Duo名義
Project Duo（2014年）
Reaccion（2019年）

Dos Latidos名義
Dos Latidos（2016年）
Desayuno Listo（2020年）

THE DOOOD名義
DOOODISM（2019年）

主なプロデュース／アレンジ／楽曲提供／録音参加作品

2002年: Grupo Chevere「CheveRelax」
2007年: Grupo Chevere「CheveRenacer」
2008年: NHKみんなのうた「昆虫ニンジャ」、Mina Martinez「Minita」、オルケスタ・デ・ラ・ルス「Caliente」
2009年: オルケスタ・デ・ラ・ルス「サルサ食堂 Salsa Comedor」「Ron Viejo」
2010年: オルケスタ・デ・ラ・ルス「Very best of」
2012年: Grupo Chevere「Cheverismo」
2014年: V.A.「The Art Of McCartney」（井上陽水）、松平健「マツケンサンバ4 〜情熱のサルサ〜」（オルケスタ・デ・ラ・ルス）
2015年: オルケスタ・デ・ラ・ルス「Billboard Live 2015」、井上陽水「United Cover 2」
2018年: V.A.「大滝詠一作品集Vol.3 夢で逢えたら」（サルサ5）、物部彩花「心レター」
2019年: オルケスタ・デ・ラ・ルス「Gracias Salseros」、田辺美輪「The Sky」、V.A.「井上陽水トリビュート」（オルケスタ・デ・ラ・ルス）
2020年: sio’n「links」

多彩な才能と幅広い音楽性で、日本の音楽シーンに貢献し続ける斎藤タカヤ。今後の活躍にも目が離せません。

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